デフォルトで提供されたドライブを異なるサイズのドライブに置き換える(Linux)

ArcGIS Server AMI(Amazon Machine Images)を使用して作成したすべてのサイトでは、各 EC2 インスタンスに EBS ボリュームがアタッチされます。デフォルトでは、このボリュームは 100 GB ですが、Cloud Builder でサイトを作成するときに構成可能です。ドライブ サイズを後で変更する場合は、そのドライブをデタッチしてから別のドライブに置き換えます。

以下のワークフローを実行して、アタッチされたドライブ(「ボリューム A」と呼びます)を異なるサイズのドライブ(ボリューム B)を置き換えます。AWS Management Console を使用した EBS ボリューム の作成方法、アタッチ方法、およびデタッチ方法に関する詳細な手順が必要な場合は、Amazon Web Services のドキュメントをご参照ください。

手順:
  1. ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services(AWS Management Console ではありません)を使用してサイトを停止します。
  2. AWS Management Console を使用して、必要なサイズのボリューム B を作成したらアタッチします。この時点では、ボリューム A とボリューム B の両方がアタッチされています。アタッチするとき、ボリューム A がすでに /dev/sdx を使用しているため、/dev/sdx をデバイスとして指定できません。
  3. Cloud Builder を使用してサイトを停止します(AWS Management Console ではありません)。
  4. インスタンスにログインします。たとえば、インスタンスに SSH ログインするには次のように入力します。

    ssh –i <キー ペア ファイル> ubuntu@<EC2 インスタンスのパブリック DNS>

    これを行う前に、インスタンスの Amazon セキュリティ グループでポート 22 が開いていることを確認してください。

  5. ArcGIS Server を arcgis ユーザで停止します。次に例を示します。

    sudo -u arcgis /arcgis/server/stopserver.sh

  6. ArcGIS Server インスタンスに、同じインスタンス上で実行されている PostgreSQL ジオデータベースがある場合は、次のコマンドを実行して PostgreSQL データベースを停止します。

    sudo -u postgres -i pg_ctl stop

  7. すべてのデータをボリューム A からボリューム B にコピーします。次の手順で、/mnt/data-store をアタッチ場所として使用し、/dev/sdf はデバイス フィールドです。
    注意注意:

    この手順では、ユーザは空のボリュームをマウントすることを想定しています。すでにデータが入ったボリュームをマウントする場合は、ボリュームをマウントする前に mkfs を使用しないでください。ボリュームをマウントする前に mkfs を使用するとボリュームがフォーマットされ、既存のデータが削除されてしまいます。

    sudo mkfs -t ext4 /dev/sdf
    sudo mkdir /mnt/data-store
    sudo mount /dev/sdf /mnt/data-store
    sudo cp –rp /gisdata/* /mnt/data-store
    
  8. Cloud Builder を使用してサイトを停止します。
  9. AWS Management Console にログインして [EC2] タブをクリックします。
  10. AWS Management Console を使用して、ボリューム A とボリューム B の両方をインスタンスからデタッチします。
  11. 確実にボリュームがデタッチされたら、AWS Management Console を使用してボリューム B をインスタンスに再度アタッチします。デバイスとして dev/sdx を使用します。それ以外では、インスタンスは正常に起動しません。
  12. 確実にボリューム B がアタッチされたら、Cloud Builder を使用してサイトを起動します。
  13. AWS Management Console を使用して、ボリューム A を削除します。
9/15/2013