新しいリリースの ArcGIS for Server インスタンスで使用するためのファイル ジオデータベースのアップグレード

ファイル ジオデータベースをアップグレードするには、ジオデータベースを Amazon Web Services インスタンス上の既存の ArcGIS for Server から新しいリリースのインスタンスに移動してアップグレードを行うか、既存のインスタンスの ArcGIS for Server および ArcGIS for Desktop に直接サービス パックまたはパッチを適用した後にジオデータベースをアップグレードします。

手順:
  1. 新しい ArcGIS for Server インスタンスに移行する場合は、「Amazon Web Services での ArcGIS Server 10.1 への移行」の手順に従って新しいインスタンスを起動し、既存のデータ ボリュームを新しいインスタンスに移動します。
    注意注意:

    ファイル ジオデータベースが既存のデータ ボリュームに保存されていない場合(たとえば、既存のインスタンスの C ドライブに格納されている場合)は、各ジオデータベース ファイルを新しいインスタンスに移動する必要があります。ファイルを Amazon Web Services 内で移動する方法については、「Amazon Web Services へのデータの転送方法」をご参照ください。

    サービス パックまたはパッチを ArcGIS Server on Amazon Web Services インスタンス内の ArcGIS ソフトウェアに適用する場合、ArcGIS for Server および ArcGIS for Desktop のサービス パックまたはパッチをダウンロードし、インスタンス上に配置して、ダウンロードで提供されるインストール手順に従います。

  2. 新しいインスタンスに移行した後や、サービス パックまたはパッチを適用した後は、ファイル ジオデータベースの状態を調べて、アップグレードが必要かどうか確認します。
    1. 新しいインスタンスまたはアップデートされた ArcGIS for Server インスタンスへのリモート デスクトップ接続を作成します。

      リモート デスクトップ接続を行うには、セキュリティ グループで RDP(リモート デスクトップ プロトコル)ポートを開く必要があります。このルールは、データを移動した後にセキュリティ グループから削除できます。

    2. ArcCatalog を開き、ファイル ジオデータベースが格納されているフォルダに移動します。
    3. 1 つめのファイル ジオデータベースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    4. [一般] タブをクリックします。
    5. アップグレード ステータスにアップグレードが必要ないことが示されている場合、このファイル ジオデータベースの移行は完了しています。このファイル ジオデータベースの [ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じて、ステップ 5 に進みます。
    6. アップグレード ステータスにアップグレードできることが示されている場合は、[ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じて、ステップ 3 に進みます。
  3. アップグレード前に、ファイル ジオデータベースのバックアップ コピーを作成します。
  4. バックアップ コピーを作成したら、オリジナルの各ファイル ジオデータベースで [プロパティ] ダイアログ ボックスを開いて、[ジオデータベースのアップグレード(Upgrade Geodatabase)] をクリックします。

    [ジオデータベースのアップグレード(Upgrade Geodatabase)] ツールが開きます。

  5. [前提条件を確認] および [ジオデータベースをアップグレード] オプションをどちらもオンのままにし、[OK] をクリックしてジオデータベースをアップグレードします。
  6. ツールが正常に終了したら、[閉じる] をクリックして、ジオプロセシング ツールの進行状況を示すダイアログ ボックスを閉じます。
  7. 各ファイル ジオデータベースについて、ステップ 2 ~ 4 を繰り返します。

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9/15/2013