ラスタ データセットがリアルタイムに投影される場合

ArcMap ではリアルタイム投影を実行できます。これは、ある投影法で格納されたデータを、別の投影法で格納されたかのように表示する機能です。この新しい投影は、表示目的およびクエリ目的でのみ使用されます。実際のデータは変更されません。

データはいつリアルタイム投影されるか

データ フレームレイヤが含まれており、その座標系がデータ フレームの座標系定義と異なる場合に、データがリアルタイムで投影されます。データ フレームの座標系を定義するには、手動で定義するか、または定義済みの座標系に基づいてデータを追加します。

データセットの座標系が定義されていない場合、ArcMap はデータをリアルタイムに投影しません。座標系が定義されていないデータセットは、単にそのネイティブ座標系で表示されます。[プロパティ] ダイアログ ボックス(ArcCatalog またはカタログ ウィンドウを使用)または [投影法の定義(Define Projection)] ツールで、データセットの座標系を定義できます。

最初に追加したレイヤにより、データ フレームの座標系が定義されます。これは、データが投影座標系でも地理座標系でも当てはまります。たとえば、データ フレームに最初に追加されたレイヤにランベルト等角円錐投影座標系が含まれている場合、他のレイヤはすべて、この座標系と一致するようにリアルタイムに投影されます。同様に、最初にデータ フレームに追加されたレイヤに WGS84 地理座標系を使用するデータが含まれている場合、他のレイヤはすべて、この座標系と一致するように調整されます。投影座標系を使用するデータも、リアルタイムに投影解除されます。

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9/14/2013