ローカル SQL Server データベースへの ST_Raster タイプのインストール

ArcSDE コマンド ライン ツールを SQL Server データベースと同じサーバ上にインストールしている場合は、以下の手順に従って、ST_Raster アセンブリを作成し、それに対するアクセスを設定します。

手順:
  1. SQL Server 用の ArcSDE アプリケーション サーバとコマンド ライン ツール、またはスタンドアロン コマンド ライン ツールをインストールします。

    これらのインストールは、Esri Customer Care ポータルからダウンロードできます。

  2. sdesetup コマンドを install_st_raster 操作で実行します。
    sdesetup -o install_st_raster -d SQLSERVER
    -D ssgdb -s instance1
    
  3. SQL Server Management Studio を使用して、ArcSDE データにアクセスするために作成した任意のユーザとして接続し、以下の SELECT ステートメントを実行して、ST_Raster タイプが正しくインストールされているか確認します。
    SELECT <dbo or sde>.st_raster_util_getVersion();
    

    このクエリでは 1,000 以上の値が返されます。

  4. SDE_dbtune テーブルに ST_RASTER コンフィグレーション キーワードを作成して、RASTER_STORAGE パラメータを ST_RASTER に設定するか、DEFAULTS キーワードで RASTER_STORAGE パラメータを ST_RASTER に設定します。
    • ArcGIS ソフトウェアにおいて、ほとんどまたはすべてのラスタ データを ST_Raster タイプを使用して作成する場合は、DEFAULTS キーワードで RASTER_STORAGE パラメータの値を ST_RASTER に設定します。
      sdedbtune -o alter -k DEFAULTS -P RASTER_STORAGE
      -v ST_RASTER -i sde:sqlserver:serverb\ssdb -D gisdb -u sde
      
    • 一部のラスタ データだけを ST_Raster タイプで作成する場合は、SDE_dbtune テーブルに ST_RASTER キーワードを追加して、キーワード内の RASTER_STORAGE パラメータを ST_RASTER に設定し、UI_TEXT パラメータを追加します。
      sdedbtune -o insert -k ST_RASTER -P RASTER_STORAGE 
      -v ST_RASTER -i sde:sqlserver:serverb\ssdb -D gisdb -u sde
      
       sdedbtune -o insert -k ST_RASTER -P UI_TEXT -v UI_TEXT 
      -i sde:sqlserver:serverb\ssdb -D gisdb -u sde
      

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9/14/2013