ArcMap でのマップの印刷
ArcMap では、マップの印刷に [印刷] ツールを使用します。このツールを使用して、マップを目的のプリンタに送信します。
ArcMap では、以下の 2 つの印刷タスクを実行できます。
- データ フレームの印刷
- レイアウトの印刷
データ フレームの印刷
このセクションでは、アクティブ データ フレームのコンテンツを印刷する手順を示します。手順では、データ フレームの現在のマップ範囲内に表示されている既存のコンテンツを印刷します。
手順
- メイン メニューで [表示] → [データ ビュー] の順にクリックするか、マップ キャンバスの左下にある [データ ビュー] ボタンをクリックして、必ず ArcMap のデータ ビューを操作します。
- 目的のマップ範囲が表示されるまで、データ フレームを画面移動し、ズームします。
- メイン メニューで [ファイル] → [印刷] の順にクリックして、データ ビューを印刷します。
レイアウトの印刷
レイアウトとは、各種のマップ エレメントを 1 ページ内に配置して印刷するためのマップ ビューです。このセクションでは、マップのレイアウト ビューを印刷する手順を示します。
手順
- メイン メニューで [表示] → [レイアウト ビュー] の順にクリックするか、マップ キャンバスの左下にある [レイアウト ビュー] をクリックして、必ず ArcMap のレイアウト ビューを操作します。
- メイン メニューで [ファイル] → [印刷] の順にクリックして、レイアウトを印刷します。
大きなサイズのレイアウトをプリンタのページに合わせて調整
レイアウトのページ サイズがプリンタのものよりも大きいマップを印刷する必要があることがあります。たとえば、大判印刷対応のプロッタではなく、ドキュメント用のプリンタのみにアクセス可能な場合です。または、非常に大きな壁掛け地図を作成したい場合があります。
次の 2 つのオプションがあります。
- [プリンタ用紙サイズにマップをタイル分割] を選択すると、マップを複数のページにタイル分割して印刷できます。
- [プリンタ用紙サイズにあわせてマップをスケーリング] を選択すると、プリンタの用紙サイズに合うようにマップを調整できます。
マップを複数のタイルとして印刷する場合は、最初にテスト用のプロットを作成すると便利です。たとえば、いくつかのタイルだけを印刷したり、空のデータ フレームと他の 2、3 のマップ エレメントを含む単純なレイアウトを作成したりできます。
詳細については、「マップの印刷について」をご参照ください。
複数のページがあるマップの印刷
複数のページで構成して使用するマップが多数あります。たとえば、地図帳の作成などです(課税マップ ブックや行政区域の緊急対応マップ ブックの構築など)。このような場合は、[データ ドリブン ページ] という ArcMap の機能を使用できます。この機能では、フィーチャごとに特定のマップ シートのマップ範囲が定義されるインデックス データセットを使用します。フィーチャの属性によって、各マップ ページのマップ エレメント プロパティの一部が指定されます(マップのタイトルや、インデックス マップに表示される対象の塗りつぶし領域など)。
[データ ドリブン ページ] を使用するには、最初に [ページ設定/印刷設定] ダイアログ ボックスでこの機能の使用を設定してから、次に、ページの出力でどのように属性が使用されるかを定義します。詳細については、「データ ドリブン ページとは」をご参照ください。