フィールドの追加と削除の基礎
テーブルまたはフィーチャクラスのフィールドを追加または削除することができます。ほとんどの場合は、個人的に管理しているデータからフィールドを追加または削除します。
次の条件を満たしていれば、フィールドを追加または削除することができます。
- データへの書き込みアクセス権を持っている。
- ArcMap でデータを編集している最中ではない。
- 他の ArcMap または ArcCatalog セッションを含め、他のユーザまたはアプリケーションがデータにアクセスしていない。
大規模な組織のデータベースには、フィールドなどのデータベースのコンテンツを概要するスキーマが明確に定義されています。データベースを管理している場合を除いて、フィールドを追加または削除することはできません。
新しいフィールドを追加するには、フィールドのデータ タイプと必要なプロパティを指定する必要があります。たとえば、ArcSDE ジオデータベースでは、文字列フィールドの長さ、数値フィールドの精度、および小数点以下桁数を指定する必要があります。
[フィールドの追加] ダイアログ ボックスには、フィールドを追加する特定のデータ ソースによってサポートされているフィールド タイプとプロパティだけが表示されます。たとえば、ジオデータベースを操作する場合を除いて、[フィールドの追加] ダイアログ ボックスに BLOB フィールド タイプは表示されません。さらに、パーソナルまたはファイル ジオデータベースに数値フィールドを追加する場合、精度および小数点以下桁数プロパティは ArcSDE ジオデータベースにのみ適用されるため、これらも表示されません。
フィールドに関する詳細とさまざまなデータ ソースでのフィールド操作については、以下のリンクを参照してください。
フィールド名のガイドライン
フィールド名を有効にするには、特定の規則に従う必要があります。フィールドに名前を付ける場合は、次のガイドラインを念頭に置いてください。
- スペースおよび特定の文字は、フィールド名でサポートされていません。特殊文字には、x-coordinate や y-coordinate で使用されているようなハイフン、括弧、角括弧、および $、%、# などの記号が含まれます。基本的に、英数字やアンダースコア以外は使用しないでください。
- ArcGIS のファイルを使用する前に、区切りテキスト ファイルまたはその他のテーブルのフィールド名を編集して、サポートされない文字を削除してください。
- フィールド名は、数字またはアンダースコアで開始しないようにします。
- date、day、month、table、text、user、when、where、year、zone など、予約キーワードと考えられる語句を含むフィールド名は使用しないようにします。基になる DBMS ごとに、予約キーワードを独自に割り当てることができます。MS Access のキーワードのリストについては、Microsoft support article をご参照ください。
- ジオデータベース フィーチャクラス、テーブル、およびフィールドの名前は、最大 64 文字にすることができます。(具体的には、合計 64 文字になるように文字が付加されるため、パーソナル ジオデータベース フィーチャクラス名に入力できるのは最大 52 文字です。)シェープファイルと *.dbf のフィールドの名前は、最大 10 文字の長さにすることができます。INFO テーブルの場合は、最大 16 個の文字または数字を使用します。また、基になる DBMS によって、フィールド名にその他の制限が課される場合があります。
特殊文字、スペース、長さの追加などが必要な場合は、フィールド エイリアスを設定することができます。エイリアスはデータベースの制限に従う必要がないため、フィールドに実際の名前よりもわかりやすい名前を付けることができます。たとえば、ジオデータベースに DEED_DATE として格納されているフィールドに、Date of deed というエイリアスを指定することができます。