ジオプロセシング タスク設定: テーブル
名前と説明
パラメータに意味のある名前と説明を与えると、クライアントがパラメータを理解して適切な値を指定するのに役立ちます。デフォルトでは、[サービス エディタ] はツールのアイテム説明からパラメータの説明をコピーします。
タイプ
パラメータ タイプは、クライアントがタスクを正常に実行するために値を指定する必要があるかどうかを定義します。[サービス エディタ] では、オプション パラメータを必須パラメータに変更することしかできません。必須パラメータをオプション パラメータに変更するには、[サービス エディタ] を終了し、ツールのプロパティを編集してからツールを再実行して、新しい結果を作成する必要があります。
入力モード
クライアントがフィーチャをタスクに入力する方法は、[入力モード] によって決定されます。その方法として 3 通りがあります。各方法については、以下に詳しく説明します。
ユーザ定義値
このモードで、クライアントは独自のテーブル行をタスク パラメータへの入力として作成します。クライアントはアプリケーションに適した任意のテクニックを使用して、これらの行を作成できます。ArcGIS for Desktop クライアントでは、レコード セット データ タイプを使用して、ジオプロセシング タスク用のテーブル行を作成します。
スキーマ
スキーマは、クライアントがタスクへの入力用のフィーチャを作成する際に指定する必要のあるフィールド（属性）のリストです。このフィールドのリストは、結果を作成したツールへの入力として使用されるテーブルと同じです。
スキーマはクライアントが指定する必要のあるフィールドのリストなので、このリストを注意深く確認する必要があります。不必要なフィールドがある場合は、そのフィールドを削除するか、またはそのフィールドが省略可能フィールドであることをパラメータの [説明] に文書化しておく必要があります。[説明] を使用して、タスクの実行に対するフィールドの影響を記述します。
注意:レコードを含める
[レコードを含める] がオンになっている場合は、結果の作成に使用されるテーブル行がパラメータ定義の一部として含められ、結果としてパラメータにその行が設定されます。
まずフィーチャ セットを使ってみる場合は、[フィーチャを含める] オプションを使用します。クライアントはこのオプションによってフィーチャを追加/削除したり属性を編集したりできます。たとえば、12 通りの選択基準のウェイトのテーブルをクライアントに入力させる、サイト選択タスクを作成することもできます。基準ごとに 1 つの行が存在しています。レコードを含めるとクライアントは 12 行が格納されたテーブルを受け取ります。基準ごとにウェイトを編集するので、レコードの追加や削除は一切必要ありません。
選択リスト
クライアントに対して、1 つ（またはそれ以上の）テーブルを入力として選択させる必要がある場合は、[選択リスト] 入力モードを使用します。[サービス エディタ] のテーブルのリストには、現在のマップ ドキュメント内のテーブルからの値が設定されます。クライアントが入力として選択できるテーブル（1 つ以上）の横にあるボックスをオンにします。
注意:[サービス エディタ] では、新しいテーブルの追加やテーブル名の変更はできません。[サービス エディタ] からタスクを削除し、コンテンツ ウィンドウでテーブルの追加やテーブル名の変更を行い、[結果の追加] 
をクリックして、以前に削除した結果を追加します。コンテンツ ウィンドウで行った変更が表示されます。
デフォルト値
このデフォルト値は、結果の作成に使用されるパラメータの値です。クライアントがパラメータ値の指定に失敗した場合、タスクはデフォルト値を使用して実行されます。
注意:デフォルト値は [サービス エディタ] では変更できません。値を変更するには、[サービス エディタ] からタスクを結果し、デフォルト値として設定する値を使用して新しい結果を作成して、[結果の追加] をクリックして新しい結果を追加します。
定数値
タスク パラメータを定数値に変更する場合、[定数値] モードを使用します。
- [定数値] に使用される値は常に、結果の作成に使用されるパラメータ値です。この値を変更するには、望ましい値で新しい結果を作成して、新しい結果を公開する必要があります。
- [定数値] の入力モードが指定されたパラメータに対しては、値をクライアントが変更できないので、公開済みタスク内のタスク パラメータになりません。
- このモードでは、テーブル（1 つ以上）はタスクで使用されるプロジェクト データになります。