カスタム ツールの共有の概要

ジオプロセシングの結果をパッケージまたはサービスとして共有することができます。結果を共有する場合、ArcGIS はモデルおよびスクリプト ツールのコピーを作成し、その内容を検査し、コピーを変更して、ツールが別のコンピュータ上で実行されるようにします。さらに、結果を作成するときに使用されたデータも共有されます。

しかし、カスタム ツールは共有したいけれど、データは共有したくない場合はどうするのでしょうか。つまり、他のユーザにツールボックスを与え、ユーザがその中のツールをシステム ツールボックスと同じように使えるようにしたい場合などです。それは実現可能ですが、ある程度のスキルを必要とします。

カスタム ツールおよびツールボックスを共有するときには、2 つの形式でツールを提供できます。

  1. Python ツールボックス(*.pyt
  2. モデルまたはスクリプト ツールを含むカスタム ツールボックス(*.tbx

Python ツールボックスはカスタム ツールの提供に適しています。必要なのは、*.pyt ファイルのみです。

カスタム ツールボックス内のモデルは、別のツールボックスに置かれたカスタム ツールを使用しない場合に限り、提供可能です。それらのモデルではあらゆるシステム ツールを使用できますが、ユーザのライセンス レベルに注意する必要があります。ユーザがライセンスを取得していないシステム ツールを使用することはできません。

カスタム ツールボックス内のスクリプトは、ツール内にコードを埋め込みます。埋め込んでいない場合には、ツールボックスとともに *.py ファイルを提供することが必要になります。その際には通常、ZIP 圧縮ユーティリティが使用されます。

カスタム ツールの作成の詳細ツールのドキュメント作成の詳細テンポラリ データの管理の詳細埋め込みスクリプトとパスワード保護ツールの詳細

関連トピック

9/14/2013