グローブ サービス キャッシュのタイルを管理(Manage Globe Server Cache Tiles) (サーバ)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

タイルを既存のグローブ サービス キャッシュ内に作成し、更新します。このツールは、新しいタイルの作成、欠落したタイルの補充、古くなったタイルの上書き、または新しいタイルの追加に使用します。そのようなすべてのアクションは、表示範囲枠あるいはポリゴン フィーチャクラスによって定義できます。新しいタイルを構築する場合には、空のタイルのみを作成するか、またはすべてのタイルを再構築するかを選択することができます。

レガシーレガシー:
このツールはバージョン 10.1 で、パラメータが変更されました。このツールを使用するモデルとスクリプトのうち 10.1 より前に作成されたものは、10.1 で動作するように変更する必要があります。

使用法

構文

ManageGlobeServerCacheTiles_server (service, {update_extent}, in_layers, update_mode, {num_of_caching_service_instances}, {area_of_interest}, {track_status})
パラメータ説明データ タイプ
service

キャシュ タイルを更新するグローブ サービス。

これは、サーバとサービスの両方の情報を含む文字列です。この文字列の構築方法を確認するには、ArcCatalog を開き、カタログ ツリーでサービスを選択して、[場所] ツールバーに表示されているテキストを記録します。バックスラッシュをスラッシュに変更します(たとえば、GIS Servers/arcgis on MYSERVER (admin)/Seattle.GlobeServer)。

String
update_extent
(オプション)

update_mode パラメータの値に従って、タイルを作成または削除する矩形の範囲。範囲の値を入力するか、または既存のデータ ソースから範囲を選択することができます。

Extent
in_layers
[[layer, level_from, level_to],...]

キャッシュ内に含めるレイヤ。

レイヤのキャッシングを開始する詳細のレベルである、[level_from] と、レイヤのキャッシングを終了する詳細のレベルである、[level_to] を、各レイヤに提供する必要があります。[level_from] と [level_to] に対して、それぞれ最小/最大の詳細レベルの縮尺を使用した場合、レイヤ用に全キャッシュが構築されます。

Value Table
update_mode

キャッシュを更新するときのモードを選択します。次の 2 つのモードがあります。

  • RECREATE_EMPTY_TILES空タイルだけを作成します。既存のタイルは未変更のままです。
  • RECREATE_ALL_TILES既存のタイルを含めたすべてのタイルを補充します。また、レイヤのデータ範囲が変更するか、または新しいレイヤがグローブサービスに追加されてこのツールに表示された場合には、新しいタイルが追加されます。
String
num_of_caching_service_instances
(オプション)

このツールの実行に専用で使用する、システム/CachingTools サービスのインスタンス数の合計。ArcGIS Server への管理者接続を通して使用できる [サービス エディタ] ウィンドウで、システム/CachingTools サービスの [コンピュータごとのインスタンスの最大数] の値を大きく変更することができます。選択したインスタンス数を、サーバ コンピュータでサポートできることを確認してください。

Long
area_of_interest
(オプション)

対象エリアを定義して、タイルを作成または削除する範囲を制限します。フィーチャクラスを指定するか、ArcMap で対話的に定義するフィーチャを指定できます。このパラメータは、不規則な形状のエリアでタイルを管理する場合に便利です。一部のエリアだけを事前にキャッシュして、表示頻度の低いエリアをキャッシュしない場合にも有効です。

Feature Set
track_status
(オプション)

このパラメータを使用すると、フィーチャクラスの境界線に基づいてタイルを作成している場合に、キャッシングのステータスを追跡することができます(update_feature_class パラメータを参照)。

  • TRACK_STATUSフィーチャクラスの [Cached] フィールドを読み取ります(存在していない場合は、フィールドを作成します)。このフィールドの値が [No] または NULL のフィーチャがキャッシュされ、フィーチャのキャッシュ処理が完了するとフィールドが [Yes] になります。このフィールドがすでに [Yes] にマークされているフィーチャは、キャッシュ対象外になります。
  • DO_NOT_TRACK_STATUSフィーチャクラスの [Cached] フィールドを無視し、フィーチャクラス内のすべてのフィーチャでタイルを作成します。
Boolean

コードのサンプル

グローブ サービスのキャッシュ タイルを作成します。

#ManageGlobeServerCacheTiles For ArcGIS Server 10.1 Beta example (stand-alone script)

# Name: ManageGlobeServerCacheTiles.py
# Description: The following stand-alone script demonstrates how to update the
#               globe map server cache tiles
# Requirements: os, sys, time & traceback modules 
# Author: ESRI

# Any line that begins with a pound sign is a comment and will not be executed
# Empty quotes take the default values
# To accept arguments from the command line replace values of variables to
#                                                           "sys.argv[]"

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
import os, sys, time, datetime, traceback, string

# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"

# List of input variables for map service properties
connectionFile = r"C:\Users\<username>\AppData\Roaming\ESRI\Desktop10.1\ArcCatalog"
server = "arcgis on MyServer_6080 (publisher)"
globeServiceName = "tstGlobeService.GlobeService"
globeService = connectionFile + "\\" + server + "\\" + globeServiceName
inputLayers = ""
updateExtents = ""
updateMode = "RECREATE_ALL_TILES"
numOfCachingServiceInstances = "2"
areaOfInterest = ""
ignoreStatus = "DO_NOT_TRACK_STATUS"

currentTime = datetime.datetime.now()
arg1 = currentTime.strftime("%H-%M")
arg2 = currentTime.strftime("%Y-%m-%d %H:%M")
file = 'C:/data/report_%s.txt' % arg1

# print results of the script to a report
report = open(file,'w')

try:
    starttime= time.clock()
    result = arcpy.ManageGlobeServerCacheTiles_server (globeService, inputLayers,
                                                       updateMode,
                                                       numOfCachingServiceInstances,
                                                       areaOfInterest,
                                                       ignoreStatus, updateExtents)
    finishtime = time.clock()
    elapsedtime = finishtime - starttime

    #print messages to a file
    while result.status < 4:
        time.sleep(0.2)
    resultValue = result.getMessages()
    report.write ("completed " + str(resultValue))

    print "Created the GlobeServer cache successfully for mapservice "
    globeService + "\n in " + str(elapsedtime) + " sec \n on " + arg2

except Exception, e:
    # If an error occurred, print line number and error message
    tb = sys.exc_info()[2]
    report.write("Failed at step 1 \n" "Line %i" % tb.tb_lineno)
    report.write(e.message)
report.close()
    
print "Created the globe server cache successfully"

環境

このツールはジオプロセシング環境を使用していません

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 3D Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 3D Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 3D Analyst
9/14/2013