ツリーの回転レイアウト アルゴリズムのプロパティ

[レイアウト タスク] ドロップダウン リストで [ツリーの回転] スケマティック レイアウト アルゴリズムを選択した状態で、[スケマティック エディタ] ツールバーの [レイアウト アルゴリズム プロパティ] ボタン をクリックすると、関連付けられたプロパティを示す次のようなダイアログ ボックスが表示されます。

パラメータ値は、Schematics によってデフォルトで指定された値、またはアクティブなダイアグラムに関連するスケマティック ダイアグラム テンプレートのデフォルトとして、[スケマティック データセット エディタ] の [レイアウト] タブを使用してこのテンプレート用に設定された値のいずれかになります。

角度パラメータ

[角度] パラメータには、アクティブなダイアグラムで現在選択されているスケマティック ノードに関連付けられているツリーの回転に使用する角度（度）を指定します。

同じ角度でノード シンボルを回転チェックボックス

[同じ角度でノード シンボルを回転] チェックボックスをオンにすると、スケマティック ダイアグラム内のノードを実装する各スケマティック フィーチャクラスの [ROTATION] フィールドに、指定した回転角度が自動的に保存されます。これにより、この [ROTATION] フィールドによってスケマティック ノードをシンボル表示し、ツリーのノードのシンボルも同じ回転角度で回転させることができます。ArcMap でスケマティック ノードのシンボルを回転させるには、目的のノード フィーチャ レイヤの [レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスで設定を行う必要があります。このダイアログ ボックスで、[高度な設定] ボタンをクリックしてから [回転] をクリックし、表示された [回転] ダイアログ ボックスの [以下のフィールド値の角度で点を回転] ドロップダウン リストから [ROTATION] を選択します。また、割り当てられているシンボルが必要な方向（東から反時計回り）に回転するように、[数学] オプションをオンにする必要があります。

[同じ角度でノード シンボルを回転] チェックボックスは、デフォルトではオフになっています。

[現在選択されているリンクを超えて、アルゴリズムを実行しない] チェックボックス

[現在選択されているリンクを超えて、アルゴリズムを実行しない] チェックボックスをオンにした場合、アクティブなダイアグラムで現在選択されているリンクがバリアと見なされ、そのリンクの範囲内で [ツリーの回転] アルゴリズムが適用されます。このチェックボックスは、デフォルトでオンになっています。

以下の図は、これらのパラメータの値を変えてアルゴリズムを実行したときの結果を示しています。図 1.1 は、初期状態のスケマティック ダイアグラムを示しています。中央にある赤色のスケマティック ノードは、ツリーの回転レイアウト アルゴリズムの実行の開始点として選択されているスケマティック ノードです。図 1.2 は、角度を 45 に設定してツリーの回転アルゴリズムを実行した場合のダイアグラムを示しています。図 1.3 は、[同じ角度でノード シンボルを回転] チェックボックスをオンにした場合（角度は 45 度）のダイアグラムを示しています。図 1.4 は、ダイアグラムでリンクが現在選択され、[現在選択されているリンクを超えて、アルゴリズムを実行しない] オプションがオンになっている場合（角度パラメータの値が 45）のダイアグラムを示しています。

デフォルトに戻すボタン

[デフォルトに戻す] ボタンをクリックすると、[ツリーの回転] のすべてのパラメータがデフォルト値に再初期化されます。復元される値は、Schematics によってデフォルトで指定された値、またはアクティブなダイアグラムに関連するスケマティック ダイアグラム テンプレートのデフォルトとして、[スケマティック データセット エディタ] の [レイアウト] タブを使用してこのテンプレート用に設定された値のいずれかです。