カスタム クエリからのスタンダード ビルダの動作
カスタム クエリから動作するスタンダード ビルダ ダイアグラム テンプレートに対しては、そのテンプレートに関連付けられている各スケマティック フィーチャクラスでのクエリの構成が想定されます。また、スタンダード ビルダによって構築されるダイアグラムのリストを提供する別のクエリをダイアグラム テンプレート自体で指定することもできます。その場合、スケマティック フィーチャクラスで指定するクエリは通常、各ダイアグラムに関連するデータのフィルタリングを実行できるように構成します。ビルダでスケマティック ダイアグラムのみを構築することが想定されている場合は、ダイアグラム テンプレートでクエリを指定する必要はありません。
これらの構成済みのクエリはすべて、いずれかのタイプのデータベースから実行することができます。これらのクエリはダイアグラムの生成時に自動的に実行され、生成するダイアグラムでの使用が想定されるスケマティック フィーチャの実装の基になるレコード セットがデータベース テーブルから取得されます。
カスタム クエリに完全に基づくスタンダード ビルダ ダイアグラムの生成時には、ビルダによってスケマティック フィーチャクラスが設定されます。この場合、ダイアグラムでの使用が想定されるスケマティック フィーチャが次のように作成されます。
- ダイアグラムの構築時に開始するよう構成されたカスタム クエリ(評価モードが [生成/更新時のクエリ] のクエリ)を持つダイアグラム テンプレートに関連付けられた各スケマティック フィーチャクラスに対して、カスタム クエリが実行されます。
クエリから返されるレコードごとに、メモリ内にスケマティック フィーチャが 1 つ作成されます。また、その属性が評価され、そのトポロジとジオメトリが初期化されます。
- 関連するダイアグラム テンプレートでスケマティック ルールが指定されている場合は、メモリ内で構築されたすべてのスケマティック フィーチャに対してスケマティック ルールが実行されます。
- ダイアグラムの読み込み時に開始するよう構成されたカスタム クエリ(評価モードが [編集開始時のクエリ] のクエリ)を持つダイアグラム テンプレートに関連付けられたスケマティック フィーチャクラスがある場合は、各スケマティック フィーチャクラスでカスタム クエリが実行されます。
クエリから返されるレコードごとに、メモリ内にスケマティック フィーチャが 1 つ作成されます。また、その属性が評価され、そのトポロジとジオメトリが初期化されます。
- ダイアグラム テンプレートにデフォルトのスケマティック レイアウト アルゴリズムが構成されている場合は、アルゴリズムが実行され、その結果に基づいてメモリ内のすべてのスケマティック フィーチャのジオメトリが更新されます。
- 生成プロセスの開始後、メモリ内のスケマティック フィーチャはすべて、スケマティック データセット内のスケマティック フィーチャクラスに保存されます。
- 作成されたすべてのスケマティック フィーチャに対して、スケマティック フィーチャクラスからクエリが実行され、ダイアグラムが表示されます。
その後、ダイアグラムの存続中(つまり、スケマティック データセットから削除されるまで)はいつでも、ダイアグラムに対して以下の操作が可能です。
- 再び開く
- 編集、レイアウト、および保存
- そのコンテンツとダイアグラムの構築元のデータベースとの整合性を維持するための更新 - この更新によって、そのデータベース内のレコードに影響した可能性がある各変更が、関連付けられたスケマティック フィーチャでレポートされます。