[既存データのみ登録] オプションを使用して作成されるレプリカ
このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。
大規模なデータセットを持つユーザや、2 つのジオデータベースに同一のデータを持つユーザ向けに、レプリカの作成時に既存データのみを登録するオプションが用意されています。
別のジオデータベースにデータをコピーして登録するレプリカの作成プロセスは、データ サイズが大きいデータセットでは時間がかかる可能性があります。データベース のユーティリティなど、データベースの機能でデータを高速に転送する方法が利用できる場合は、データベース レベルでデータをコピーした後、レプリカ作成ウィザードで [既存データのみ登録] オプションを使用するほうがレプリカの作成を高速に実行できる場合があります。[既存データのみ登録] オプションを使用すると、ジオデータベースで変更を同期する必要のあるレプリカ バージョンが作成されますが、データはすでに両方のデータベースに存在しているので、データ コピーの処理時間を短縮することができます。
この方法を使用する場合は、以下の点に注意してください。
- データを他のジオデータベースにコピーする前に、データに GlobalID が追加されていることを確認する必要があります。ArcGIS 内の機能を使用してデータをコピーする場合は、コピーと貼り付け、データ抽出、または XML ワークスペースのエクスポートとインポートを使用します。
- レプリカを作成する場合、ターゲット ジオデータベースのデータの所有者として接続する必要があります。
- レプリカ作成プロセスで適用されるフィルタはすべて、相対ジオデータベースのデータにも適用されます。
- このオプションは、非接続環境でも使用可能です。
9/17/2013