履歴マーカーの操作
履歴マーカーとは、ArcMap で作成された、ある日時に任意の名前を付けて保存した特定の時点へのブックマークです。履歴マーカーを作成すると、特定の時点に簡単に接続できるようになります。また、表示および解析目的で、時点を切り替えることもできます。履歴マーカーを作成後、ArcMap のカタログ ウィンドウの [ジオデータベース接続プロパティ] ダイアログ ボックス内と、[バージョンの変更] ダイアログ ボックスおよび [ジオデータベース履歴ビューア] ダイアログ ボックスで履歴マーカーを使用できるようになります。これらのダイアログ ボックスで履歴マーカーを選択すると、履歴マーカーによって定義される時点の履歴バージョンに接続します。
履歴マーカーを使用する場合は、以下の点に注意してください。
- すべてのユーザは、履歴マーカーを作成、変更、削除する権限を持ちます。
- DEFAULT 履歴マーカーは予約名であり、削除または名前を変更することはできません。
- 別の ArcMap セッションで使用中の履歴マーカーを削除した、または名前を変更した場合、その履歴マーカーを使用しているセッションのデータ ソースは失われます。
ArcMap の [ジオデータベース履歴] ツールバーの [履歴マーカー マネージャ] ボタンを使用するか、または [ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスの [バージョン] タブの [履歴] サブタブから、重要な日時に基づく履歴マーカーを作成することができます。
履歴サブタブ
[ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスの [バージョン] タブの [履歴] サブタブから、履歴マーカーを作成、削除、編集することができます。このダイアログ ボックスは、カタログ ツリーのデータベース接続から開くか、または [バージョニング] ツールバーの [バージョン マネージャ] ボタンをクリックして開きます。
履歴マーカーを作成するには、履歴バージョンのリストの内側を右クリックし、[新規マーカー] をクリックします。
[新規マーカー] ダイアログ ボックスが表示されます。
新しい履歴マーカーの名前を入力し、そのマーカーで表すデータベースの日付と時刻を指定します。
履歴マーカー マネージャ
[履歴マーカー マネージャ] には、[ジオデータベース履歴] ツールバーからアクセスします。[ジオデータベース履歴] ツールバーの [履歴マーカー マネージャ] ボタンを有効にするには、コンテンツ ウィンドウの [ソース] タブでワークスペースを選択します。
[履歴マーカー マネージャ] は、[ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスの [バージョン] タブの [履歴] サブタブと同様に機能します。履歴マーカー マネージャでは、作成済みのすべての履歴マーカーの一覧表示、それらの名前変更または削除、それらが参照する時点の編集が可能です。
[履歴マーカー マネージャ] ダイアログ ボックスから新しい履歴マーカーを作成するには、[新規作成] ボタンをクリックし、履歴マーカーの名前とタイム スタンプを指定します。
[履歴マーカー マネージャ] から履歴マーカーのプロパティを編集するには、[編集] ボタンをクリックします。選択した履歴マーカーに関連付けられている名前とタイム スタンプを変更することができます。