空間インデックスの変更

機能は ArcGIS for Desktop Basic に限定されています。

ST_Geometry 格納タイプ（Oracle）または Geometry 格納（SQL Server）を使用するエンタープライズ ジオデータベースまたはデータベースでは、フィーチャクラスの空間インデックスを再構築できますエンタープライズ ジオデータベースおよびデータベースのその他すべての格納タイプと、ファイル ジオデータベースのフィーチャクラスの場合、空間インデックスの削除と再作成はできますが、変更はできません。パーソナル ジオデータベースのフィーチャクラスの空間インデックスは、変更も再作成もできません。

エンタープライズ ジオデータベース内のフィーチャクラスで使用されているジオメトリ格納タイプは、[フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブにある [ジオメトリのプロパティ] セクションで確認できます。

ライセンス:

エンタープライズ ジオデータベースでフィーチャクラスの空間インデックスを変更できるのは、ArcGIS for Desktop Advanced および Standard に限られます。

エンタープライズ ジオデータベースのフィーチャクラスの空間インデックスの新規作成は、サーバに負荷がかかる操作であることに注意してください。大勢のユーザがサーバにログインしている時間帯に、大きなフィーチャクラスの空間インデックスを構築することは避けてください。

フィーチャクラスの空間インデックスを変更または再作成するには、以下の手順を実行します。

手順:

1. ArcMap を起動してカタログ ウィンドウを表示するか、ArcCatalog を起動します。
2. カタログ ツリーで、空間インデックスを変更する対象のフィーチャクラスが格納されているジオデータベースに接続します。

   エンタープライズ ジオデータベースでインデックスを変更するには、データの所有者として接続する必要があります。

3. フィーチャクラスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
4. [インデックス] タブをクリックします。
5. ST_Geometry（Oracle）または Geometry（SQL Server）を使用したフィーチャクラスの場合、[再計算] をクリックすると、ArcGIS によってグリッド サイズが設定されます。

   [再計算] ボタンを使用して、履歴管理を有効にしたフィーチャクラスの空間インデックスを更新すると、アーカイブ テーブルの空間インデックスも自動的に再計算されます。

6. ファイル ジオデータベースのフィーチャクラス、PostgreSQL、DB2、Informix 内のフィーチャクラス、あるいはバイナリまたは SDO_Geometry 格納（Oracle）または Geography 格納（SQL Server）を使用したフィーチャクラスの場合は、[削除] をクリックして空間インデックスを削除してから、[作成] をクリックして新しい空間インデックスを作成できます。

   再作成されたインデックスは、現在のデータを反映します。

   注意:

   数百万以上のレコードを持つ Windows Azure SQL データベースのフィーチャクラスの空間インデックスは、削除および再作成しないでください。Windows Azure SQL データベースがサーバのリソースの消費が多すぎると判断した場合、数百万のレコードが格納されたフィーチャクラスに空間インデックスを作成する操作が終了する場合があります。この場合、フィーチャクラスに空間インデックスは作成されません。

7. [OK] をクリックして空間インデックスを構築し、[フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。