[ルート イベントの変換（Transform Route Events）] ツールの使用

イベント メジャー値を変換するには 2 つの方法があります。1 つ目の方法として、ArcMap で、定数で変換する場合、フィールド演算を使用できます。たとえば、フィールド演算では、フィートとマイル間でイベント メジャー値を簡単に変換できます。2 つ目の方法として、[ルート イベントの変換 （Transform Route Events）] ツールを使用して、あるルート参照を別のルート参照に変換できます。この結果、新しいイベント テーブルが出力されます。

変換を正常に行うには、ターゲット ルート参照内のルートの指定されている許容値の範囲内に入力イベントが存在しなければなりません。デフォルトの検索許容値は 0 です。出力イベント テーブルには入力イベント テーブルのすべての属性が含まれ、ターゲット ルート参照からルート識別子とメジャー ロケーションの情報が取り込まれます。

手順:

1. [ジオプロセシング] → [ツールの検索] の順に選択します。

   検索ウィンドウが開きます。

2. 検索ボックスに「ルート イベントの変換」と入力します。
3. [ツールの検索] をクリックします。

   [検索] ウィンドウに、入力した検索文字列と一致するツールがリスト表示されます。

4. [ルート イベントの変換（Transform Route Events）] をクリックします。

ルート イベントの変換の詳細

5. [入力イベント テーブル] の参照ボタン をクリックし、入力イベント テーブルまたはレイヤを選択します。または、[入力イベント テーブル] のドロップダウン矢印をクリックし、使用する入力イベント テーブルまたは入力レイヤを選択します。
6. [ルート識別フィールド] のドロップダウン矢印をクリックし、使用するルート識別フィールドを選択します。
7. [イベント タイプ] のドロップダウン矢印をクリックし、[POINT] または [LINE] をクリックします。
8. ポイント イベントの場合、[メジャー値フィールド] のドロップダウン矢印をクリックし、メジャー値フィールドを選択します。
9. ライン イベントの場合、[始点メジャー値フィールド] のドロップダウン矢印をクリックし、始点メジャー値フィールドを選択します。[終点メジャー値フィールド] のドロップダウン矢印をクリックし、終点メジャー値フィールドを選択します。
10. [ソース ルート フィーチャ] の参照ボタン をクリックし、ソース ルート フィーチャクラスを選択します。または、[ソース ルート フィーチャ] のドロップダウン矢印をクリックして、ソース ルート フィーチャクラスを選択します。
11. [ソース ルート識別フィールド] のドロップダウン矢印をクリックし、使用するソース ルート識別フィールドを選択します。
12. [ターゲット ルート フィーチャ] のドロップダウン矢印または参照ボタンをクリックして、ターゲット ルート フィーチャクラスを選択します。
13. [ターゲット ルート識別フィールド] のドロップダウン矢印をクリックし、ターゲット ルート識別フィールドを選択します。
14. [出力イベント テーブル] テキスト ボックスにファイル名とパスを入力するか、参照ボタン をクリックして出力先を指定します。
15. デフォルトの [出力イベント テーブル プロパティ] が自動的に設定されます。デフォルトのフィールド名を変更するには、アクティブなドロップダウン矢印をクリックし、別の値を選択します。
16. 必要であれば、クラスタ許容値を入力し、ドロップダウン矢印をクリックしてメジャー単位を選択します。
17. [OK] をクリックします。

ヒント:

あるルート参照から他へイベントを変換する際、選択したフィーチャ セットのみを処理するかどうかを指定できます。

ヒント:

あるルート参照から他へイベントを変換する際、入力イベント レイヤで設定されているフィルタ設定が適用されます。

ヒント:

イベントを変換する場合、入力ルート構造とターゲットルート構造が同じである必要はありません。

ヒント:

設定する許容値が大きいほど、イベントが、ターゲット ルート参照の不適切なルートへ変換される可能性が高くなります。最適な結果を得るため、できるだけ小さい許容値を使用してください。

ヒント:

このツールの詳細については、「ルート イベントの変換」を参照してください。

ルート イベントの変換の詳細