Microsoft SQL Server に格納されたジオデータベースの概要
エンタープライズ ジオデータベースは DBMS(データベース管理システム)に格納された、テーブル、ビュー、ストアド プロシージャの集合体です。Microsoft SQL Server はジオデータベースを格納できる DBMS の 1 つです。
既存の SQL Server データベースにジオデータベースを作成し、非ジオデータベース データもジオデータベース データと共に引き続き格納できます。ArcGIS 10 からは、テーブルにクエリ レイヤを定義することで、ArcMap でデータベース内の空間テーブルを表示できます。ArcGIS 10.1 からは、データベース内の空間および非空間テーブルを直接表示することもできます。
データの格納方法やアクセス方法は、サポートされている DBMS によって異なり、データベースとその中にあるジオデータベース オブジェクトとの対話方法に影響します。このため、管理ヘルプ トピックは、DBMS に基づいたセクションにグループ化されています。このセクションでは、SQL Server に格納されたエンタープライズ ジオデータベースの管理について説明します。検索からトピックにアクセスしている場合は、使用している DBMS に対応したトピックであることを確認してください。
「SQL Server 上のジオデータベース」セクションは、以下の項目で構成されています。リンクをクリックすると、そのサブセクションのトピックに移動します。
- ジオデータベースの設定: このサブセクションでは、SQL Server に格納されたエンタープライズ ジオデータベースの設定の手順を説明します。また、ジオデータベース オブジェクトを格納するためのデータベースの構成に関する上級ユーザ向けの情報も提供します。
- ユーザの追加と管理: このサブセクションでは、使用できる異なるタイプのログイン(Windows 認証によるログインまたはデータベース ユーザ)について説明します。データベース ロール、またはログインやロールに必要な Windows グループや権限についても説明します。
- ジオデータベースへの接続: このサブセクションでは、SQL Server に格納されたジオデータベースに接続するためのクライアントの設定方法について説明します。
- エンタープライズ ジオデータベースのメンテナンス - このセクションでは、バックアップ、リカバリ、ジオデータベースの圧縮、データベースの統計情報の更新などのメンテナンス作業について説明します。ジオデータベースを効率的に運用し、ダウンタイムを回避するには、これらの作業を理解し定期的に実行する必要があります。
- ジオデータベースのアップグレード: 必要な場合に ArcGIS の次期バージョンに移行するには、ジオデータベースを準備し、適切にアップグレードすることが重要です。このサブセクションでは、このアップグレードの方法について説明します。
- ジオデータベースの移行: あるサーバから別のサーバへジオデータベースを移行する必要がある場合があります。このサブセクションでは、このタスクを実行するためのいくつかの方法について説明します。
- ジオデータベースの詳細: このサブセクションでは、ジオデータベースで使用されるデータ タイプと、SQL Server 上のジオデータベースに格納されるさまざまなデータセット タイプ、およびデータベース ビューの使用法について説明します。
9/14/2013