Oracle に格納されたジオデータベースの概要
エンタープライズ ジオデータベースは DBMS(database management system)に格納された、テーブル、ビュー、ストアド プロシージャの集合体です。Oracle はジオデータベースを格納できる DBMS の 1 つです。
既存の Oracle データベースにジオデータベースを作成し、非ジオデータベース データもジオデータベース データと共に引き続き格納できます。ArcGIS 10 からは、テーブルにクエリ レイヤを定義することで、ArcMap でデータベース内の空間テーブルを表示できます。ArcGIS 10.1 からは、データベース内の空間および非空間テーブルを直接表示することもできます。
データの格納方法やアクセス方法は、サポートされている DBMS によって異なり、データベースとその中にあるジオデータベース オブジェクトとの対話方法に影響します。このため、管理ヘルプ トピックは、DBMS に基づいたセクションにグループ化されています。このセクションでは、Oracle に格納されたエンタープライズ ジオデータベースの管理について説明します。検索からトピックにアクセスしている場合は、使用している DBMS に対応したトピックであることを確認してください。
「Oracle 上のジオデータベース」セクションは、以下の項目で構成されています。リンクをクリックすると、そのサブセクションのトピックに移動します。
- ジオデータベースの設定 - このサブセクションでは Oracle でのエンタープライズ ジオデータベースの設定の手順を説明します。ジオデータベース オブジェクトを格納するデータベースの構成に関する上級者向けの情報も含まれています。
- ユーザの追加および管理 - このサブセクションではデータベースのアクセスに使用するログインと必要な権限について説明します。
- ジオデータベースへの接続 - このサブセクションでは、クライアントを Oracle のジオデータベースに接続する場合の設定について説明します。
- エンタープライズ ジオデータベースのメンテナンス - このセクションでは、バックアップ、リカバリ、ジオデータベースの圧縮、データベースの統計情報の更新などのメンテナンス作業について説明します。ジオデータベースを効率的に運用しダウンタイムを回避するには、これらの作業を理解し定期的に実行する必要があります。
- ジオデータベースのアップグレード - ArcGIS の次期バージョンへの移行が必要な場合には、ジオデータベースを準備し適切にアップグレードすることが重要です。このサブセクションでは、このアップグレードの方法について説明します。
- ジオデータベースの移行 - あるデータベースまたはサーバから別のデータベースまたはサーバへジオデータベースを移行する必要がある場合があります。このサブセクションでは、このタスクを実行するためのいくつかの方法について説明します。
- ジオデータベースの詳細 - このサブセクションではジオデータベースで使用するデータ タイプについて記載している他、Oracle のジオデータベース内での各データセット タイプの格納方法やデータベース ビューの使用方法に関する情報ついて説明します。
9/14/2013