ArcSDE サービスとは
ArcSDE サービスは、ArcSDE アプリケーション サーバまたは 3 層構造とも呼ばれ、ジオデータベースに接続し、GIS アプリケーションに空間データを配信します。
データベースには、サポート対象の DBMS である Oracle、SQL Server、DB2、または PostgreSQL を使用することができます。
ArcGIS 10.1 以降では、Esri Customer Care ポータルから ArcSDE アプリケーション サーバのインストールをダウンロードします。
ArcSDE サービスのプロパティの定義
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giomgr プロセス
giomgr は ArcSDE サービス モニタです。ArcSDE サービスごとに giomgr プロセスが 1 つあります。このプロセスは、ユーザ アプリケーションからの接続リクエストを処理して、gsrvr プロセスを生成し、切断されたユーザ プロセスをクリーンアップします。giomgr プロセスは、有効なサーバ ライセンスがインストールされていなければ起動しません。
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gsrvr プロセス
giomgr プロセスは、ArcSDE サービスに接続するアプリケーションごとに gsrvr プロセスを生成します。gsrvr プロセスは、単一のユーザ/アプリケーション接続に関連付けられ、接続されたアプリケーションの代わりにデータベースとやり取りします。gsrvr プロセスは、アプリケーションがデータベースに送信するクエリと編集リクエストに応答します。
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TCP/IP サービス名とポート番号
ArcSDE サービスは、giomgr プロセスを通じて、特定の TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)サービス名とポート番号に対するアプリケーション接続リクエストを処理します。そして、gsrvr プロセスが同じ TCP/IP サービス名とポート番号でアプリケーションとやり取りします。これらは、services.sde ファイル、オペレーティング システムのサービス ファイル、および(Windows の場合は)Windows レジストリに登録されています。