ジオデータベース セットアップのための IBM z/OS へのファイルの転送
z/OS システム用の DB2 バージョン 9.1 でジオデータベースを作成するには、データセット esriobj.XMIT をターゲットの z/OS システムへ転送する必要があります。esriobj.XMIT ファイルは、ArcGIS クライアントの DatabaseSupport フォルダ内の DB2zOS フォルダにあります。ファイルには、z/OS 上のロード ライブラリにリンク編集する必要があるプログラムのイメージが含まれます。このセットアップを完了するには、次の手順が必要です。
- z/OS システムの SYSADM ユーザ アカウント ID にログインします。
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FTP を使用して当該データセットを z/OS システムへアップロードします。
データは、TSO/E(Time Sharing Option/Extension)の TRANSMIT または RECEIVE 形式で、BINARY 転送を使用して z/OS にアップロードする必要があります。このデータセットは、Windows 上の ArcGIS のインストール ディレクトリの DatabaseSupport\DB2zOS フォルダにあります。
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FTP を使用して転送を行う場合、当該データセットは最終的に以下の特性を持つように z/OS で定義する必要があります。
RECFM=FB,LRECL=80,BLKSIZE=3120
一般的な ftp システムの設定では、受信したデータで新しいデータセットが生成される場合、生成された新しいデータセットは必要な形式になっていません。ただし、ftp コマンドを使用して、データセットの形式を変更することができます。Windows から ftp を実行するコマンドは、次のとおりです。
quote site recfm=fb lrecl=80 blksize=3120
z/OS にログオンしていて、ftp を使用してファイルを取得する場合は、次のコマンドを使用します。
locsite recfm=fm lrecl=80 blksize=3120
注意:ftp がバイナリ モードであることを確認し、オペレーティング システムに応じて適切なコマンドを入力してください。
- データセットに対して、z/OS システムのユーザ アカウントで TSO/E RECEIVE を実行する必要があります。z/OS システムに SYSADM ユーザ アカウント ID でログオンし、ISPF(Interactive System Productivity Facility)のオプション 6(コマンド パネル)を開きます。
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アップロードしたデータセットは esriobj.XMIT です。したがって、次の TSO/E コマンドを発行して、データセットを受信します。
RECEIVE INDA('SYSADM.ESRIOBJ.XMIT')
このコマンドでは、データセット作成のオーバーライドの指定を確認するプロンプトが返されます。オーバーライドを指定しない場合、データセットはログインしているユーザ ID の HLQ(高位修飾子)以下に作成されます。
これで、SCR03 に <user>.ESRI.OBJLIB という名前のデータセットが作成されます。
- データセットの名前を確認します。名前が正しい場合は、ESRI UDF インストール ジョブでこの名前のデータセットが参照されます。次に、この ESRI UDF インストール ジョブを z/OS にアップロードして編集し、z/OS 上で実行する必要があります。手順については、「z/OS 上の DB2 でのデータベースの作成」をご参照ください。