ロケータ パッケージの作成

ロケータまたはコンポジット ロケータは、ロケータ パッケージ（*.gcpk）として保存できます。ロケータ パッケージには、ロケータまたは参加するロケータを持つコンポジット ロケータが含まれます。その他のユーザは、ロケータ パッケージを自分のマップに直接追加したり、ジオコーディングにそのロケータを使用したりできます。ロケータ パッケージは、ArcCatalog または [ロケータのパッケージ化（Package Locator）] ツールを使用して作成できます。

ArcCatalog でロケータまたはコンポジット ロケータを作成したら、ロケータ パッケージを作成できます。

ライセンス:

ArcGIS バージョン 9.3 以降で作成したロケータは、ロケータ パッケージとして共有できます。

手順:

一度に 1 つのロケータについてロケータ パッケージを作成できます。ArcSDE ジオデータベースを含め、ロケータがどのワークスペースに保存されているかにかかわらず、ロケータはパッケージ ファイルにコピーされて圧縮されます。

複数のロケータをパッケージ化してロケータ パッケージを作成する場合、コンポジット ロケータを作成し、それをパッケージ化する方法が最も簡単です。デフォルトでは、コンポジット ロケータと各関連ロケータがパッケージ ファイルにコピーされ、圧縮されます。ArcSDE ジオデータベースに保存されている関連ロケータがコンポジット ロケータに含まれる場合、ArcSDE のロケータをコピーするか、それらをコンポジット ロケータで参照するかを選択できます。関連ロケータがジオコード サービス、サービス接続、または URL の場合は、コンポジット ロケータに残しておきます。

1. ArcCatalog でロケータまたはコンポジット ロケータを右クリックしてから、[共有] → [ロケータ パッケージ] の順にクリックします。

   [ロケータ パッケージ] ダイアログ ボックスが開きます。

2. [ロケータ パッケージ] ウィンドウで、ロケータ パッケージを保存する場所として、ArcGIS Online アカウント内またはディスク上の共有用ファイル（*.gcpk）のいずれかを指定します。
   • ロケータ パッケージを ArcGIS Online アカウントに保存して、他の ArcGIS ユーザと共有するには、[パッケージを自分の ArcGIS Online アカウントにアップロード] をオンにします。
   • パッケージ ファイルをフォルダに保存するには、[パッケージをファイルに保存] をオンにします。

     ロケータ パッケージのパスと名前を入力するか、[参照] ボタン をクリックして、ロケータ パッケージを保存するフォルダを選択します。

3. ロケータがコンポジット ロケータで、ArcSDE からロケータを加える場合は、[エンタープライズ ジオデータベース内のロケータを参照せずにパッケージに含める] をオンにします。
4. [アイテム説明] タブをクリックし、ロケータ パッケージの情報を入力します。ロケータ パッケージを作成するには、[サマリ] および [タグ] 内のアイテムが必要です。
   注意:

   カタログ ウィンドウの [アイテム説明] ウィンドウでロケータのアイテムを文書化した場合、この情報がこの [アイテム説明] タブに設定されます。

   カタログ ウィンドウでのアイテムの文書化の詳細

5. パッケージにファイルを追加する場合は、[追加ファイル] タブをクリックします。次に、[参照] ボタン をクリックして、パッケージに追加するファイルを選択します。

   *.doc、*.txt、*.pdf などの追加ファイルをパッケージに追加することで、パッケージのコンテンツや目的に関する詳細を提供できます。

6. [分析] をクリックして、ロケータを整合チェックします。

   ロケータをディスクに保存するか ArcGIS Online で共有する前に、ロケータを分析する必要があります。この処理によって、ロケータにエラーや問題がないか確かめられます。問題が発見された場合は、問題とメッセージのリストが [準備] ウィンドウに表示されます。

   ロケータの分析の詳細

7. [準備] ウィンドウの各アイテムを右クリックすると、詳細情報を表示し、エラーに関するヘルプを確認し、推奨される解決策をクリックできます。
8. ロケータの分析が完了したら、 [共有] の順にクリックして、ロケータ パッケージを作成します。