演習 2: コンポジット住所ロケータの作成
このチュートリアルでは、新しいコンポジット住所ロケータの作成方法について説明します。
コンポジット住所ロケータは、複数の個別の住所ロケータによって構成されています。これにより、住所を複数の住所ロケータと照合して、最適な一致を見つけることができます。たとえば、コンポジット住所ロケータには、道路の住所ロケータと郵便番号のロケータが格納されている場合があります。住所を道路の住所ロケータと照合できなかった場合は、郵便番号のロケータと照合してみることができます。
住所ロケータと同じように、コンポジット住所ロケータは、ユーザの選択するワークスペースに格納して管理します。ワークスペースはファイル フォルダ、ファイル ジオデータベース、パーソナル ジオデータベース、SDE ジオデータベースのいずれかです。コンポジット住所ロケータを作成する前に、コンポジット住所ロケータに含める住所ロケータを検索するか作成する必要があります。
このチュートリアルでは、演習 1 で作成した Atlanta 住所ロケータと、Data and Maps for ArcGIS メディアの Postal_US 住所ロケータを使用します。StreetMap データと住所ロケータは、\streetmap_na\data フォルダにあります。
- [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcCatalog 10.1] をクリックして、ArcCatalogを起動します。
- Atlanta ファイル ジオデータベースに移動します。
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[コンテンツ] タブの空いているスペースを右クリックして、[新規作成] → [コンポジット住所ロケータ] の順に選択します。
[コンポジット住所ロケータの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [住所ロケータ] テキスト ボックスの横の [参照] ボタン をクリックします。
[住所ロケータ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- Atlanta ファイル ジオデータベースに移動し、Atlanta 住所ロケータを選択して [追加] をクリックします。ヒント:
[住所ロケータ] ダイアログ ボックスを使用する代わりに、ロケータを カタログ ツリーから、[コンポジット住所ロケータの作成] ダイアログ ボックスの [関係する住所ロケータ] セクションに直接ドラッグ アンド ドロップすることもできます。
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ステップ 4 を繰り返し、StreetMap データ フォルダに移動し、Postal_US ロケータを選択して [追加] をクリックします。
[関係する住所ロケータ] セクションに、今度は 2 つの住所ロケータが表示されます。[名前] 列では、各ロケータに自動的に名前が付けられ、コンポジット住所ロケータがこの名前を参照します。すべての参加する住所ロケータに対するフィールド マッピングも自動的に作成されます。これらのフィールドは、コンポジット住所ロケータの入力フィールドになります。
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次の手順に従って、出力コンポジット ロケータが Atlanta ジオデータベースに格納されるようにします。
- [出力コンポジット住所ロケータ] テキスト ボックスの横の [参照] ボタン をクリックします。
[出力コンポジット住所ロケータ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- Atlanta ジオデータベースのフォルダに移動し、このジオデータベースをクリックして選択します。
- [名前] テキスト ボックスに「Atlanta_Composite」と入力します。
- [保存] をクリックして変更内容を適用し、ダイアログ ボックスを閉じます。
出力パスが [コンポジット住所ロケータの作成] テキスト ボックスに表示されます。
- [出力コンポジット住所ロケータ] テキスト ボックスの横の [参照] ボタン をクリックします。
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[OK] をクリックして、コンポジット住所ロケータの作成を開始します。
プロセスが完了したら、Atlanta ファイル ジオデータベースに新しいコンポジット住所ロケータが表示されます。