モデル ツールおよびスクリプト ツールに基づくツール レイヤ
システム ツールの多くは単一の出力しかありませんが、ユーザが作成するカスタム モデル ツールおよびスクリプト ツールは複数の出力が可能です。これらのツールから作成されるツール レイヤにはツールの出力がすべて含まれているため、個々のレイヤに比べて非常に便利です。
ツール レイヤを作成する機能はバージョン 10.1 で削除されました。10.1 より前のバージョンで作成した ArcMap ドキュメントのツール レイヤは、10.1 でも使用できます。
サブレイヤ
ツール レイヤ実行時にサブレイヤとしてツール レイヤに追加するモデル内のデータ選択には、2 つの方法があります。
- [マップへ追加] がオンになっているすべてのデータ エレメント注意:
モデルの中間データには [マップへ追加] がオンになっていないことを確認してください。中間データはツール レイヤ実行時に削除されるため、実行後はサブレイヤが空になってしまいます。
- すべての出力データ エレメントのパラメータ
ツール レイヤからツールを実行するまで、モデルの変更はツール レイヤに反映されません。
ツールへの参照を含むツール レイヤ(コピーは含みません)
ツール レイヤにはモデルのコピーが含まれていません。モデルへの参照だけを含んでいます。ツール レイヤのユーザは、モデルを含むツール ボックスへアクセスする必要があります。このため、モデル ツール レイヤを含むマップ ドキュメントを他のユーザに渡す場合、モデルを含むツール ボックスも一緒に渡す必要があります。
ツール レイヤはパラメータの変更を検出しない
ツール レイヤには、ベースとなるツールのパラメータの定義が含まれています。パラメータを何らかの方法で変更する場合は、新しいツール レイヤに新しいパラメータ定義が含まれるよう、ツール レイヤを削除して作成し直す必要があります。
バージョン 10.1 ではツール レイヤを作成する機能が削除されているので、パラメータの変更を検出するためのレイヤを再作成できません。
モデルまたはスクリプト ロジックを変更する場合、ツール レイヤを作成し直す必要はありません。ツール レイヤの再作成が必要になるのは、入出力パラメータに関連するものを変更したときだけです。