出力のないツール

多くのジオプロセシング ツールはデータセットを入力として受け取り、新しいデータセットを出力として生成するため、ほとんどのツール ダイアログ ボックスでは出力データセットを書き込む場所を指定するよう要求されます。一方で、出力を書き込む場所が要求されないツール ダイアログ ボックスもあります。主な理由は次の 2 つです。

管理出力

ツールの出力パラメータが存在しないもう 1 つの状況は、ツールの出力が管理されている場合です。管理出力とは、ツールで出力が作成されても、その出力は特定の場所に書き込まれることを意味します。ModelBuilder で作成したカスタム モデル ツールのみが管理出力を設定できます。すべての ArcGIS for Server ツール(つまりジオプロセシング サービス)には管理出力が設定されています。これは、サーバだけがツールの実行時にツールの出力を書き込む適切な場所を決定できるためです。

ローカルで実行する(つまりジオプロセシング サービスとしては実行しない)モデルを作成する場合も、モデルの出力パラメータを管理するかどうかを宣言することができます。

管理出力がディスプレイに追加されるのは、[ジオプロセシング] [ジオプロセシング オプション] の順にクリックしてアクセスする [ジオプロセシング処理結果をマップに追加] チェックボックスをオンにしている場合です。

管理出力は、[結果] ウィンドウに表示される結果情報でも確認することができます。[結果] ウィンドウでは、ツールの結果をコピーして別の場所に貼り付けることもできます。

関連トピック

9/14/2013