終了時間の計算(Calculate End Time) (データ管理)
サマリ
別のフィールドに格納されている値に基づいて、フィーチャの終了時間を計算します。
次の図では、Start_Time フィールドの時間の値を使用して、End_Time フィールドの終了時間の値が計算されています。1 つのフィーチャの終了時間の値は、次のフィーチャの開始時間と同じです。ただし、テーブルの最後のフィーチャについては、終了時間の値がそのフィーチャの開始時間の値と同じになるように計算されます。
図
使用法
-
テーブルは、最初に [ID フィールド] パラメータ内のフィールドで並べ替えられ、次に Start_Time フィールドで並べ替えられます。この並べ替えの後で、すべての行の終了時間が次の行の開始時間と同じになります。
このツールは、Start_Time フィールドの各値の間隔が規則的ではなく、タイム スライダを使用した時間でフィーチャクラスやテーブルを視覚化したい場合に便利です。「時系列データの視覚化の詳細」および「不規則な間隔の時系列データ」をご参照ください。
最後の行の End_Time フィールドの値は、その行の Start_Time フィールドの値と同じになります。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_table |
指定した Start_Time フィールドに基づいて End_Time フィールドを計算する対象となるフィーチャクラスまたはテーブル | Table View |
start_field |
End_Time フィールドの値の計算に使用する値が含まれているフィールド。Start_Time フィールドと End_Time フィールドは同じデータ タイプでなければなりません。たとえば、Start_Time フィールドが LONG タイプであれば、End_Time フィールドも LONG タイプにする必要があります。 | Field |
end_field |
指定した Start_Time フィールドに基づいて値が入力されるフィールド。Start_Time フィールドと End_Time フィールドは同じ形式でなければなりません。 | Field |
fields [fields,...] (オプション) |
空間エンティティを一意に識別するために使用できる単数または複数のフィールドの名前。これらのフィールドは、エンティティ タイプに基づく最初の並べ替えで、エンティティが複数ある場合に使用します。たとえば、時間の経過に伴う州ごとの人口値を表すフィーチャクラスの場合は、州の名前を一意の値のフィールド(エンティティ)にすることができます。人口の数字が郡ごとの場合は、郡の名前と州の名前を一意の値のフィールドとして設定する必要があります。異なる州に同じ名前の郡がある場合があるためです。エンティティが 1 つしかない場合は、このパラメータを無視することができます。 | Field |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトで、CalculateEndTime(終了時間の計算)ツールをイミディエイト モードで使用する方法を示します。
import arcpy
arcpy.CalculateEndTime_management("C:/Data/TemporalData.gdb/CalculateEndTime","Start_Time","End_Time","")
次のスタンドアロン スクリプトで、CalculateEndTime(終了時間の計算)ツールを使用する方法を示します。
# Name: CalculateEndTime_Ex02.py
# Description: Calculate end time based on a start time field
# Requirements: None
# Import system modules
import arcpy
# Set local variables
inTable = "C:/Data/TemporalData.gdb/CalculateEndTime"
uniqueIdFields = ""
startTimeField = "Start_Time"
endTimeField = "End_Time"
# Execute CalculateEndDate
arcpy.CalculateEndTime_management(inTable, startTimeField, endTimeField, uniqueIdFields)