レイヤ ファイルの保存（Save To Layer File） (データ管理)

サマリ

ディスク上に格納されている地理データを参照先とする、出力レイヤ ファイル（*.lyr）を作成します。

使用法

• [レイヤ ファイルの保存（Save To Layer File）] ツールを使用すると、メモリ内のレイヤ、ディスク上に格納されているレイヤ ファイル、または ArcMap 内のフィーチャ レイヤを、レイヤ ファイル（*.lyr）に保存できます。この *.lyr ファイルはディスク上に格納してある地理データを参照先としています。

• このツールでは、[フィーチャ レイヤの作成（Make Feature Layer）] や [XY イベント レイヤの作成] などのツールで作成されたフィーチャ レイヤを、入力として使用できます。

• 入力レイヤに適用されている選択は、出力レイヤ ファイルにも維持されます。

構文

SaveToLayerFile_management (in_layer, out_layer, {is_relative_path}, {version})

パラメータ	説明	データ タイプ
in_layer	メモリ内のレイヤ、ディスク上に格納してあるレイヤ ファイル、または ArcMap 内のフィーチャ レイヤを、レイヤ ファイル（*.lyr）形式でディスク上に保存することができます。	Layer
out_layer	作成対象のレイヤ ファイル（*.lyr）。	Layer File
is_relative_path (オプション)	出力レイヤ ファイル（*.lyr）に、ディスク上に格納してあるソース データへの相対パスを格納するか、それとも絶対パスを格納するかを指定します。 ABSOLUTE —ディスク上に格納してあるソース データへの絶対パスを、出力レイヤ ファイルに格納します。これがデフォルトです。 RELATIVE —ディスク上に格納してあるソース データへの相対パスを、出力レイヤ ファイルに格納します。出力レイヤ ファイルを移動すると、そのソース パスは、新規パスを基準とした相対的なソース データ位置に更新されます。	Boolean
version (オプション)	出力を保存する際のレイヤ ファイルのバージョン。デフォルトは [CURRENT] です。 CURRENT 10.1 10 9.3 9.2 9.1 9.0 8.3	String

コードのサンプル

SaveToLayerFile（レイヤ ファイルの保存）の例（Python ウィンドウ）

次の Python ウィンドウ スクリプトは、SaveToLayerFile（レイヤ ファイルの保存）ツールをイミディエイト モードで使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.SaveToLayerFile_management("studyquadsLyr", "C:/output/studyquadsLyr.lyr", "ABSOLUTE")

SaveToLayerFile（レイヤ ファイルの保存）の例（スタンドアロン Python スクリプト）

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで SaveToLayerFile（レイヤ ファイルの保存）ツールを使用する方法を示しています。

# Name: SaveToLayerFile_Example2.py
# Description: Saves an inMemory layer to a file on disk
# Author: ESRI

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env

# Set workspace
env.workspace = "C:/data"

# Set local variables
in_layer = "studyquadsLyr"
out_layer = "studyquadsLyr.lyr"

#MakeFeatureLayer variables
in_features = "study_quads.shp"
out_layer0 = "studyquadsLyr"
where_clause = '"NAME" = \'LA MESA\''
workspace = "C:/output"

try:
    # Execute MakeFeatureLayer
    arcpy.MakeFeatureLayer_management(in_features, out_layer0, where_clause, workspace)

    # Execute SaveToLayerFile
    arcpy.SaveToLayerFile_management(in_layer, out_layer, "ABSOLUTE")
except:
    print arcpy.GetMessages()

環境

現在のワークスペース, テンポラリ ワークスペース

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○

ArcGIS for Desktop Standard: ○

ArcGIS for Desktop Advanced: ○