投影法の定義(Define Projection)(カバレッジ)の仕組み

このツールは、球面座標系と角度単位(地理単位など)または平面座標系と距離単位のいずれかを使用した座標変換をサポートします。大多数のカバレッジ ツール、特に [ビルド(Build)][クリーン(Clean)] では、平面の二次元データセットを使用していることを前提としています。データセットが度(10 進)単位(DD、角度単位)の地理座標系である場合は、[投影変換(Project)] ツールを使用して、そのデータセットを距離単位(メートルまたはフィート)の適切な投影座標系に投影します。

投影情報ファイルの作成

カバレッジは、格納先の座標系に対する明示的な定義を維持できます。未定義の場合、その投影法は [不明] と表示され、投影情報はそのデータセットの PRJ ファイルに格納されます。

PRJ ファイルを作成する最良の方法は、シンプルなテキスト エディタ プログラム(メモ帳、ワードパッド、TextPad、vi など)を開き、投影定義を記述してから、ファイルを PRJ の拡張子「.prj」で保存することです。投影定義には、設定するすべてのパラメータとサブコマンド キーワードが含まれている必要があります。たとえば、単位を設定する場合は、単なる「meters」ではなく、「units meters」と記述します。また、各パラメータは行を変えて入力する必要があります。

入力カバレッジが地理座標で、10 進経緯度(DD)を使用し、NAD27 を測地基準系としている場合は、次のようにパラメータを定義します。

PROJECTION GEOGRAPHIC
UNITS DD
DATUM NAD27

一部の一般的な投影法のパラメータの例を示します。

9/14/2013