メタデータの同期(Synchronize Metadata) (変換)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

ArcGIS アイテムのメタデータをアイテムの現在のプロパティで自動的に更新します。

たとえば、メタデータにアイテムの投影についての記述があっても、最後の自動更新以降にアイテムの投影が変更されていなければ、メタデータ内の古い投影情報が新しい投影情報で置換されます。

注意注意:

アイテムのメタデータは ArcGIS メタデータ形式で保存する必要があります。このメタデータ形式以外の場合、メタデータは同期化されません。

レガシーレガシー:

プロパティの設定に ArcGIS Desktop 9.3.1 以前のリリースを使用した場合、ArcGIS でこの特定のアイテムのメタデータをアイテムのプロパティで自動更新するのは不可能で、現在のリリースでは無視されます。ArcGIS メタデータは、記述する対象のアイテムと常に同期化されます。

使用法

構文

SynchronizeMetadata_conversion (source, synctype)
パラメータ説明データ タイプ
source

メタデータが同期化される対象のアイテム

Data Element; Layer
synctype

実行される同期化のタイプ

  • ALWAYSソース アイテムのプロパティを常に、そのメタデータ内のプロパティに対して追加または更新します。メタデータが存在しない場合は作成されます。これがデフォルトです。
  • ACCESSEDアイテムへのアクセスがあったとき、そのアイテムのメタデータ内のプロパティに対して常に、ソース アイテムのプロパティの追加または更新を行います。メタデータが存在しない場合は作成されます。
  • CREATEDアイテムのメタデータが存在しない場合、作成したメタデータにソース アイテムのプロパティを追加します。
  • NOT_CREATEDソース アイテムのプロパティを、既存のメタデータ内のプロパティに対して追加または更新します。
  • OVERWRITEメタデータ内に自動的に記録することの可能なすべての情報を記録します。それ以外の点では「ALWAYS」と同じです。人が入力したプロパティはすべて、アイテムの実際のプロパティで置換されます。
String

コードのサンプル

ArcGIS アイテムのメタデータの同期化

ArcGIS アイテムにすでにメタデータが存在していれば、新しいメタデータは作成されません。この場合、そのメタデータに更新が実行されてアイテムの最新のプロパティが格納されます。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data/data.gdb"
arcpy.SynchronizeMetadata_conversion("vegetation", "NOT_CREATED")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
9/14/2013