座標変換の定義
[ジオリファレンス] ツールバーを使用する代わりに、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを使用して座標変換を定義できます。
ダイアログ ボックスを開くには、コンテンツ ウィンドウで CAD フィーチャ レイヤをダブルクリックするか、レイヤを右クリックしてショートカット メニューの [プロパティ] をクリックします。
変換タブ
[変換] タブでは、座標変換をフィーチャ レイヤのプロパティとして操作できます。変換はデータセット内のすべてのフィーチャに適用されます。
座標変換を有効にする
[座標変換を有効にする] チェックボックスをオンまたはオフにして [適用] ボタンをクリックすると、変換を実行または一時的に無効にすることができます。
変換方法の選択
[変換方法] セクションでは、3 つの方法のいずれかを使用して変換を定義できます。
ワールド ファイルへのリンク
[ワールド ファイル] ラジオ ボタンをクリックすると、テキスト ボックスと参照ボタンが表示されます。デフォルトでは、このプロパティは CAD ドローイングが保存されているフォルダのユニバーサル ワールド ファイル(esri_cad.wld)を指定するように設定されます。これにより、ユニバーサル ワールド ファイルが機能するようになります。ユニバーサル ワールド ファイルが存在しない場合は、CAD ドローイングと同じ名前(接頭辞)のワールド ファイルがデフォルトで指定されます。これにより、標準のワールド ファイルが機能するようになります。
[参照] ボタンをクリックして別のワールド ファイルを設定すると、これらのデフォルト設定を無効にできます。ワールド ファイルを選択して [開く] をクリックします。
変換座標の定義
[座標] ラジオ ボタンをクリックするとテキスト ボックスが表示され、データセット範囲をどのように変換するかという観点から変換を定義できます。変位ベクトルは、[CAD データセット プロパティ] ダイアログ ボックスで表示される情報と同様に、始点と終点の座標として表されます。最初の(上から下に向かって)2 行は範囲の左下を表し、次の 2 行は範囲の右上を表します。データセットが変換されていない場合は、始点と終点の座標に同じ値が表示されます。
角度と縮尺の定義
[回転、縮尺、平行移動] ラジオ ボタンをクリックするとテキスト ボックスが表示され、固定された X、Y 座標の原点を基準にして、縮尺と回転に関する変換を定義できます。