クライアント コンピュータのセットアップ - ArcGIS Administrator
ArcGIS Administrator ユーティリティは、ArcGIS for Desktop、ArcGIS Engine、および ArcGIS Engine Developer Kit ソフトウェアと一緒にインストールされ、ArcGIS for Desktop の場合は、インストール後に起動します。Esri CityEngine ソフトウェアでは、CityEngine Administrator がインストールされ、インストール後に起動します。
後で ArcGIS または CityEngine Administrator(これ以降の表記は ArcGIS Administrator のみとします)にアクセスするには、[スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcGIS Administrator] から起動します。UNIX/Linux の場合、ArcGIS Administrator を製品のインストール ディレクトリから起動するには、次のようなコマンドを使用します。
<インストール パス>/arcgis/engine10.2/authorizeSoftware
ArcGIS Administrator では、同時使用環境と単独使用環境の両方を定義することができます。このヘルプ ドキュメントでは、同時使用ライセンスに関する情報のみが提供されます。単独使用環境のセット アップについては、ArcGIS Administrator のヘルプをご参照ください。ArcGIS Administrator のヘルプは、[ヘルプ] ボタンでアクセスできます。
ArcGIS Administrator には、次のような用途があります。
- ArcGIS for Desktop 環境および ArcGIS Engine 環境で使用する言語の選択
- 使用する製品の選択、およびライセンス マネージャの定義
- ライセンス使用可否の表示
- 使用可能な同時使用ライセンスの借用
- 借用したライセンスの返却
- データ ライセンスの追加と削除
言語の選択
- ArcGIS Administrator を起動します。
- コンテンツ ウィンドウで、最上位にあるノードをクリックします。
- [高度な設定] ボタンを押します。
- 使用する表示言語を選択し、[保存] を押します。
- [適用] をクリックして ArcGIS Administrator を閉じることなく変更内容を適用するか、[OK] をクリックして変更内容を適用し、ArcGIS Administrator を閉じます。
製品の選択、およびライセンス マネージャの定義
- ArcGIS Administrator を起動し、使用したい製品のフォルダ([Desktop]、[Engine] または [CityEngine])を選択します。
- 使用したい同時使用ライセンス製品の横にあるボタンをクリックします。
- [変更] をクリックし、ライセンス マネージャの名前を入力して、[OK] をクリックします。ライセンス マネージャの名前は、ライセンス マネージャがインストールされているコンピュータのホスト名です。
- [変更] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
- [適用] をクリックして ArcGIS Administrator を閉じることなく変更内容を適用するか、[OK] をクリックして変更内容を適用し、ArcGIS Administrator を閉じます。
ライセンス使用可否の表示
- ArcGIS Administrator を起動し、使用したい製品のフォルダ([Desktop]、[Engine] または [CityEngine])を選択します。
- 使用する同時使用ライセンス製品を選択します。
- [利用可能ライセンス] を選択し、製品フォルダ内で選択したライセンス マネージャの利用可能ライセンスを表示します。ライセンスの有効期限も表示されます。
ライセンスの借用

借用がタイムアウトするデフォルトの日数は 30 日です。この値の変更方法については、「ライセンス マネージャの管理」セクションの「ライセンス借用の設定」をご参照ください。
- ArcGIS Administrator を起動し、ライセンスを借用する対象の製品のフォルダ([Desktop]、[Engine] または [CityEngine])を選択します。
- ArcGIS for Desktop のライセンスを借用する場合、借用したい同時使用ライセンス レベル(Advanced、Standard、Basic)を選択するか、[Engine] フォルダから ArcGIS Engine(同時使用ライセンス)を選択します。CityEngine の場合、[Advanced(同時使用)] または [Basic(同時使用)] のいずれかを選択します。ライセンス マネージャの定義が完了していることを確認します。
- [借用/返却] フォルダを選択します。
- 借用する機能のチェックボックスをオンにして、[適用] をクリックします。
- ライセンスを借用したら、[OK] をクリックして ArcGIS Administrator を閉じます。これで、ネットワークから切断されている間でも ArcGIS または Esri CityEngine ソフトウェアを使用できるようになります。
借用したライセンスの返却

手動でライセンスを返却するには、最初にネットワークに接続する必要があります。
- ArcGIS Administrator を起動し、表示される製品およびライセンス マネージャが、製品フォルダに設定してあるものと同じことを確認します。
- [借用/返却] フォルダを選択します。
- 返却する機能の横にあるチェックボックスをオフにして、[適用] をクリックします。
- [OK] をクリックして、ArcGIS Administrator を閉じます。