ArcGIS Spatial Data Server サイトのコンポーネント

ArcGIS Spatial Data Server サイトで利用可能になっているフィーチャをフィーチャ サービスと呼びます。Spatial Data Server は、サービスへの要求を受信し、これを実行して、その結果をクライアント アプリケーションに送信します。これらの要求と結果のやり取りは、JSON ファイルを使用して実行されます。

次の図は、ArcGIS Spatial Data Server サイトの基本的なアーキテクチャを示しています。

ArcGIS Spatial Data Server のアーキテクチャ

Spatial Data Server

Spatial Data Server は、HTTP を通してフィーチャ サービスを公開します。サービスには、REST サービス エンドポイントを通してアクセスできます。このエンドポイントから、検索を実行したり、フィーチャ サービスの公開時にアクセス権が付与されている場合に、サービスのフィーチャを追加、削除、または更新することができます。

Web サーバは、Spatial Data Server がインストールされているコンピュータにインストールしなければなりません。ArcGIS Spatial Data Server for IIS の場合は、IIS Web サーバです。ArcGIS Spatial Data Server for Java の場合は、次のアプリケーション サーバのいずれかを、フィーチャを公開するコンピュータにインストールして構成する必要があります。

Spatial Data Server は、JSON を使用してクライアントと通信を行います。

データ ソース

データ ソースは、ソース データを格納するデータベースです。これは、通常、Spatial Data Server とは別のサーバです。Java の実装の場合、アプリケーション サーバでデータ ソースを構成して、それをマップのデータソースにする必要があります。IIS の実装の場合、マップのデータ ソースを Spatial Data Server に使用する必要があります。

Java の実装を使用している場合、JDBC ドライバをインストールして構成し、データベースがアプリケーション サーバおよび Spatial Data Server と通信をできるようにする必要があります。

ArcGIS for Desktop

ArcGIS for Desktop からデータベースに接続し、フィーチャ サービスを公開して管理します。データベースは、公開するフィーチャのデータ ソースです。

フィーチャ サービスを公開するときに、ユーザにフィーチャに対するアクセス権限のレベルを指定します。それは、検索、追加、更新、削除のアクセス権限です。

REST API 管理エンドポイント

REST API 管理エンドポイントから Spatial Data Server に接続できます。REST API 管理エンドポイントから、データ ソースを作成および管理して、サービスを管理します。

クライアント

Web、モバイル、およびデスクトップ アプリケーションは、インターネットまたはイントラネット経由でサービスに接続できます。これらのアプリケーションとして、ArcGIS for Flex、Silverlight、または JavaScript Web API を使用して作成されたカスタム アプリケーションがあります。クライアントは、ブラウザを使用して、ArcGIS Online のサービスにアクセスすることもできます。また、ArcGIS for Desktop クライアントもサービスを利用できます。

9/15/2013