What's new in the ArcGIS 10.1 for Server install

バージョン 10.1 では、ArcGIS for Server で使用するアーキテクチャ、機能、およびワークフローが大幅に変更されています。このトピックでは、これらの変更の多くを説明します。このトピックは、特に、以前のバージョンの ArcGIS for Server をお使いの方に興味深い内容です。

Some of the install-related highlights are listed below with links that will lead you to more information.

Installation

簡易化されたインストール

ArcGIS for Server インストール手順が大幅に簡易化され、以前のリリースで必要とされていた多くの依存とステップが不要になりました。

  • .NET Framework や特定の Java Runtime のインストールが不要になりました。
  • 独立した Web サーバ(Microsoft IIS、WebSphere など)との統合が要件ではなくなりました。ArcGIS for Server をインストールすると、いつでも Web 管理ツールとアプリケーションが含まれた GIS サーバを利用できます。
  • セットアップ中には、GIS リソースやデータへのアクセスと ArcGIS Server サービスの実行を行うアカウントを 1 つだけ指定するよう求められます。このアカウントを ArcGIS Server アカウントと呼びます。 10.1 では、ポスト インストールを完了する必要も、SOM、SOC、または ArcGIS Web サービスのアカウントを構成する必要もありません。
  • DCOM への依存がなくなり、ネットワーク内のファイアウォールの構成が簡易化されました。

ArcGIS Server を複数のコンピュータに導入する環境の作成手順も簡易化されました。各コンピュータ上で同じインストールを実行し、ArcGIS Server Manager を使ってコンピュータ同士を接続します。

このヘルプ システムの「インストール後の作業」では、ArcGIS for Server の構成と導入に役立つトピックと手順ごとの説明が記載されています。

Configure ArcGIS Server Account utility

Configure ArcGIS Server Account は、ArcGIS for Server セットアップに含まれている小さなユーティリティで、ArcGIS Server アカウントを変更するために使用します。アカウントの修正が必要になった場合は、ArcGIS for Server のインストール ディレクトリからこのユーティリティを起動することができます。

For more information about the ArcGIS Server account, see The ArcGIS Server account.

Architecture

Windows と Linux で区別されるセットアップ

これまでの ArcGIS for Server では、ArcGIS Server for the Microsoft .NET Framework と ArcGIS Server for the Java Platform という 2 つのセットアップが提供されていました。10.1 では、セットアップはオペレーティング システムで区別されます。2 つのセットアップは、ArcGIS for Server(Windows)と ArcGIS for Server(Linux)という名前になりました。

ArcGIS for Server が 64 ビット アプリケーションに

ArcGIS for Server はネイティブの 64 ビット アプリケーションで実行されるため、GIS サービスはハードウェアを最大限に活用できます。この変更により、ArcGIS for Server のスループットとスケーラビリティが強化されました。現在の業界標準は 64 ビットのハードウェアであるため、32 ビットのオペレーティング システムのサポートが終了されました。

64 ビット専用アプリケーションである ArcGIS for Server には、Windows Server 2008 R2 のような 64 ビットの Windows コンピューティング プラットフォームが必要です。ご使用のオペレーティング システムが ArcGIS for Server でサポートされているかどうかが不明な場合は、システム要件をご参照ください。

簡易化されたインストール

ArcGIS for Server インストール手順が大幅に簡易化され、以前のリリースで必要とされていた多くの依存とステップが不要になりました。

  • .NET Framework や特定の Java Runtime のインストールが不要になりました。
  • 独立した Web サーバ(Microsoft IIS、WebSphere など)との統合が要件ではなくなりました。ArcGIS for Server をインストールすると、いつでも Web 管理ツールとアプリケーションが含まれた GIS サーバを利用できます。
  • セットアップ中には、GIS リソースやデータへのアクセスと ArcGIS Server サービスの実行を行うアカウントを 1 つだけ指定するよう求められます。このアカウントを ArcGIS Server アカウントと呼びます。 10.1 では、ポスト インストールを完了する必要も、SOM、SOC、または ArcGIS Web サービスのアカウントを構成する必要もありません。
  • DCOM への依存がなくなり、ネットワーク内のファイアウォールの構成が簡易化されました。

ArcGIS Server を複数のコンピュータに導入する環境の作成手順も簡易化されました。各コンピュータ上で同じインストールを実行し、ArcGIS Server Manager を使ってコンピュータ同士を接続します。

このヘルプ システムの「インストール後の作業」では、ArcGIS for Server の構成と導入に役立つトピックと手順ごとの説明が記載されています。

SOM-SOC モデルに代わる ArcGIS Server サイト

ArcGIS Server のこれまでのバージョンでは、GIS サーバは SOC(サーバ オブジェクト コンテナ)とサーバ オブジェクト マネージャ(SOM)という 2 つの異なる部分で構成されていました。SOC は GIS サービスをホストし、SOM はこれらのサービスを管理してクライアントが使用できるように提供していました。

ArcGIS 10.1 for Server では、この SOM-SOC モデルの代わりに ArcGIS Server サイトを使用します。サイトとは、ArcGIS for Server をインストールし、一緒に機能するよう設定された、1 台以上のコンピュータ(GIS サーバ)を配置したものです。バージョン 10.1 のサイト アーキテクチャは SOM-SOC モデルよりも堅牢です。エラーの発生率が低減されたほか、新しいコンピュータのプロビジョニングと回復が簡易化されています。

詳細については、「ArcGIS Server サイトの詳細」をご参照ください。

ArcGIS Web Adaptor

ArcGIS Web Adaptor は、ArcGIS for Server を独自の Web サーバと連携させるためにインストールできるセットアップです。REST Web サービスと SOAP Web サービスは ArcGIS for Server でそのまま表示できますが、サイトのカスタム URL を構成する場合や、Web サーバのセキュリティ モデルと統合する場合は、ArcGIS Web Adaptor をインストールしてください。サイトの構成に複数のコンピュータを使用する場合や、GIS サーバのセキュリティを強化する場合にも、このコンポーネントの使用を推奨します。

詳細については、「ArcGIS Web Adaptor について」をご参照ください。

9/15/2013