既存サイトに参加
サイトには、ArcGIS for Server が配置されます。ArcGIS for Server を既存サイトに参加させる目的でインストールした場合、Manager を最初に開いたときに、そのサイトを指定することができます。
注意:
既存のサイトが、すべての通信で HTTPS のみを使用するように構成されている場合、「Manager でのサイトへの GIS サーバの追加」のトピックで説明されているように、新しい GIS サーバをそのサイトに追加する必要があります。
GIS サーバをサイトに追加する前に、次の条件が満たされているか確認する必要があります。
- サイトの構成ストアとサーバ ディレクトリに対する読み書きが可能であること。この要件の詳細については、「構成ストアについて」および「サーバ ディレクトリについて」をご参照ください。
- 「ArcGIS Server で使用されるポート」に示されているポートを通じて、サイト内の他のすべての GIS サーバと通信できること。これには、ファイアウォール設定の調整が必要になる場合があります。
- サイト上のサービスが参照するすべてのデータを読み取ることができること。これを確認する良い方法は、コンピュータがサイトに登録されているすべてのデータ ストレージの場所に対する権限を持つかどうかをチェックすることです。これらの登録された場所の詳細については、「ArcGIS Server へのデータの登録について」をご参照ください。
- 稼働中のすべての ArcGIS Server が、すべてのシステムで同じマウント ポイントを使用し、NFS を通じて同じ共有ディレクトリを読み書きできる必要があります。たとえば、ファイル サーバ共有ディレクトリを 1 つのコンピュータの /arcgis にマウントし、構成ストアおよびサーバ ディレクトリに使用している場合は、すべてのコンピュータがその同じディレクトリを /arcgis にマウントしなければなりません。
- 共有構成ストアおよびサーバ ディレクトリの場所への読み書きを可能にするために、すべての ArcGIS Server が、同じユーザ ID(uid)またはグループ ID(gid)を持つユーザの下で稼働している必要があります。
コンピュータをサイトに追加するには、次の手順に従います。
手順:
-
Manager を開きます。ブラウザで Manager を開く場合の URL は http://<サーバ名>:6080/arcgis/manager です。インストールされているショートカットを使用することもできます。
ユーザ名とパスワードを求められた場合は、別のユーザがこのコンピュータを既存のサイトにすでに参加させています。
- [既存サイトに参加] をクリックします。
- 参加させるサイトの URL を入力します。通常、URL の形式は http://<サーバ名>:6080/ となります。
- 参加させるサイトの管理者名とパスワードを入力します。これは、サイトを作成したときに使用したユーザ名およびパスワードと同じである場合や、サーバ管理者が管理権限を付与した別の ArcGIS for Server ユーザ アカウントである場合があります。
[次へ] をクリックします。
- このコンピュータを結合するクラスタを選択します。
このオプションは、複数のクラスタが検出された場合のみ表示されます。クラスタは、特定のサービス群を専門に実行するために、GIS サーバ コンピュータのサブセットをグループ化する方法です。
[次へ] をクリックします。
- 構成のサマリを確認して、コンピュータをサイトに参加させる準備ができたら [完了] をクリックします。
コンピュータがサイトに追加されます。
9/15/2013