外部アプリケーションとの連携を考えているとき、またはデータ モデルが複雑で SQL クエリのセットアップが困難なときは、XML データを構築してこの XML を入力として使えば、スケマティック ダイアグラムを生成できます。
XML ビルダの概要
スケマティック ビルダは、スケマティック ダイアグラムのコンテンツを生成または更新する目的で使われます。スケマティック ビルダは所定のデータやコンテキストを受け取り、そこからスケマティック ダイアグラムを生成/更新します。XML ビルダは XML データを処理ためにセットアップするビルダです。
コストがかかりメンテナンスが容易でないインタフェースを個別に開発しなくて済むという意味で、XML ビルダは業界固有のアプリケーション (たとえば、Network Engineer)、ERP (たとえば、SAP)、PLM (たとえば、Matrix One)、解析パッケージ (たとえば、CYME) などの外部アプリケーションと連携するとき特に有用です。
XML ビルダは、データ モデルが複雑でダイアグラム生成用の入力として使いたいデータを取得するための SQL クエリのセットアップが困難なときにも役に立ちます。
スケマティック ダイアグラム テンプレートで XML データからダイアグラムを構築できるように XML ビルダを設定する方法の詳細
XML ビルダの処理
XML ビルダは、XML スキーマ定義ファイル XMLBuilderDiagram に基づく任意の XML データを処理します。XML ビルダの入力となる物理的な XML ファイルまたはメモリ内の XML データは、外部コンポーネントによって自動的に構築されるようにすることができます。
XML ビルダは、予想されるスケマティック フィーチャクラスを必要なところに設定するために、入力の各 XML アイテム NodeFeature、LinkFeature、NodeOnLinkFeature、SubLinkFeature に関連するスケマティック フィーチャを作成し、この XML に基づいてトポロジ、ジオメトリ、および属性値を初期化します。
ビルダに引き渡される XML データを生成する外部コンポーネントの開発
Schematics にスケマティック ダイアグラムの生成または更新を要求するたびに外部コンポーネントが実行されるようにセットアップすることで、XML データが自動的に構築されるようにすることができます。エンド ユーザによってダイアグラムの生成または更新が要求されたときのコンテキスト セット (たとえば、マップ ドキュメント内で現在選択されているフィーチャ セット、生成するダイアグラムを表すために指定されたキーワードなど) でこの外部コンポーネントを動作させることにより、ビルダに引き渡される XML を生成できます。
この外部カスタム コンポーネントでは、具体的な Schematics インタフェース (ISchematicXmlGenerate または ISchematicXmlUpdate) を実装しなければなりません。