DB2 のビュー

ビューを作成すると、データを要求したときに検索されるテーブルおよび列の数が制限されるのでクエリの応答時間が改善されます。クライアント アプリケーションでフィーチャクラスまたは非空間テーブルとして認識されるビューを作成できます。ビューは単一のテーブルまたはフィーチャクラスを参照でき、複数のテーブルからデータを結合するビューも作成できます。

必要な権限を持つユーザは、SQL または ArcSDE の sdetable コマンドを使用してビューを作成できます。また、ビューが編集を許可するように作成されている場合は、ビューを使用してデータを編集できます。ビューの作成または編集に必要な権限については、IBM DB2 インフォメーション センターで各リリースの情報をご参照ください。

ビューの定義には、DB2 データベースの SYSCAT.VIEWS システム カタログ ビューを通してアクセスできます。

SYSCAT.VIEWS によるビュー情報の表示

SQL または sdetable コマンドを使用して DB2 にビューを作成する場合、これらのビューは DB2 のシステム テーブルに格納されます。ただし、ビューの定義を確認するには、システム テーブルにアクセスせずに、DB2 のシステム カタログ ビュー(SYSCAT.VIEWS)にクエリを実行します。SYSCAT.VIEWS には、作成されたビューごとに 1 つ以上の行が含まれています。

フィールド名

Data type

説明

VIEWSCHEMA

VARCHAR(128)

VIEWNAME とともに、MQT(Materialized Query Table)または ST(Staging Table)を定義するために使用されるビューまたはテーブルの修飾名

VIEWNAME

VARCHAR(128)

VIEWSCHEMA とともに、MQT(Materialized Query Table)または ST(Stagin Table)を定義するために使用されたビューまたはテーブルの修飾名

DEFINER

VARCHAR(128)

ビューの作成者の Authorization ID

SEQNO

SMALLINT

常に 1

VIEWCHECK

CHAR(1)

ビュー チェックのタイプ

  • N = チェックなし
  • L = ローカル チェック
  • C = カスケード チェック

READONLY

CHAR(1)

Y = 読み取り専用ビュー、N = 非読み取り専用ビュー

VALID

CHAR(1)

Y = 有効なビューまたは MQT の定義が有効、X = 動作不能なビューまたは MQT の定義を再作成する必要あり

QUALIFIER

VARCHAR(128)

オブジェクト定義の時点でのデフォルト スキーマの値

FUNC_PATH

VARCHAR(254)

ビュー定義の時点でのビューの作成者の SQL パス

ビューがデータ操作ステートメントに使用される場合、このパスを使用してビューの関数呼び出しを解決する必要があります(バージョン 2 以前に作成されたビューには SYSIBM を使用します)。

TEXT

CLOB(64K)

CREATE VIEW ステートメントのテキスト

SYSCAT.VIEWS カタログ ビュー
5/10/2014