DB2 データベースの空間対応

空間データを IBM DB2 データベースに格納する前に、Spatial Extender モジュール(データ サーバとクライアントのインストールを含む)をインストールして、データベースを Spatial Extender に登録する必要があります。

DB2 Spatial Extender 環境は、DB2 データ サーバのインストールと DB2 Spatial Extender のインストールで構成されます。空間処理に対応するデータベースは、DB2 データ サーバに配置され、DB2 Spatial Extender クライアントからアクセスできます。

ヒントヒント:

DB2 Spatial Extender の詳細とインストール方法については、IBM DB2 のドキュメントをご参照ください。

Spatial Extender をインストールする前に作成した DB2 インスタンスは、インスタンス環境に DB2 Spatial Extender を含んでいません。既存の DB2 インスタンスを更新するには、db2iupdt コマンドを使用します。DB2 コントロール センターを使用していて、DB2 Spatial Extender をインストールする前に DB2 Administration サーバのインスタンスを作成した場合は、このインスタンスを更新する必要があります。

手順:
  1. 次の DB2 パラメータを設定して、データベースを空間対応にできるようにします。
    Application HEAP size: 2048 (APPLHEAPSZ)
    
    Application Control HEAP size: 2048(APPL_CTL_HEAP_SZ)
    
    Log primary (number): 10 (LOGPRIMARY)
    
    Log file size: 1000 (LOGFILSIZ)
    
    Updating these files via SQL:
    
    db2 connect to sde
    
    db2 update db cfg for sde using ALT_COLLATE IDENTITY_16BIT
    
    db2 update db cfg for sde using APPLHEAPSZ 2048
    
    db2 update db cfg for sde using APP_CTL_HEAP_SZ 2048
    
    db2 update db cfg for sde using LOGPRIMARY 10
    
    db2 update db cfg for sde using LOGFILSIZ 1000
    
  2. sde ユーザに DBADM を付与します。
    db2 connect to sde user <db2admin account> using <db2admin password>
    
    db2 grant dbadm on database to user sde
    
  3. sde ユーザを、SYSMON 権限を持つオペレーティング システム グループに追加します。

    たとえば、該当する sde ユーザを含む sdegroup というグループを定義した場合、次のコマンドを使用して、SYSMON_GROUP インスタンス パラメータの値を sdegroup という値に設定できます。

    UPDATE DBM CFG USING SYSMON_GROUP sdegroup
    db2stop
    db2start
    
  4. コマンド ラインで次のコマンドを実行して、データベースを空間対応にします。
    db2se enable_db dbname [-userid userid] [-pw password]
    
5/10/2014